まだイギリスに移住したての頃、移住先にレスターを選んだ理由という記事を書きました。

実際に海外移住生活を経験する前に考えた理由を書いたのですが、海外移住生活も3年目に突入して、実際のところ、その理由通りだったのか、海外移住生活を経験したからこそわかることをあらためて書いていきます。

フリーランスは誰もしていないオンリーワンな新しい経験をすることが大切
僕が福井県鯖江市にお試し移住をした2015年は、地方移住が今ほど話題になっておらず、ほんの少しブームになりかけていた時でした。

実際に地方移住をしてみて、移住をして精力的に活動してることが新しいことから地元の新聞やテレビに取り上げられたり、さらに言うとイギリスの中でもロンドンではなく、地方都市を選んだことがフリーランスとしては日本人でオンリーワンだと思います。レスターにいる日本人はほとんどが大学関係で来ています。

もともとフリーランス×ワーキングホリデーの相性がとても良いので、これからは多くの人が海外移住を実現していきます。

その中でもイギリスのワーキングホリデーはかなり倍率が高く、3回申請しても全部落ちたという友人を何人か知っています。僕は今年でイギリスレスター生活が3年目に突入しましたが、2年以上住める人はそこまで多くないので、それも僕のフリーランスとしてのオンリーワンとして活かされています。

どうせなら年齢が若いうちにやった方が、その後の財産になっていくので海外移住がするのであれば、早くすることがオススメです。

ワーキングホリデーでイギリスに移住すると決めてから、抽選の時期が良かったこともあり、ラッキーなことに1ヵ月後にはもうイギリスへ移住することが決まりました。本当はもう少し検討してから海外移住を決断すべきなのですが、例えば地方移住だと1回はその場所が自分に合っているのかを現場に行って確認してから段階的に地方移住することが良いとされています。なぜかというと、合わない場所にいくと地獄だからです。

僕の場合は、イギリスは簡単に視察に行けるものでもないので、すぐに移住することを決めました。

なぜそんな大胆なことをしたのかと言うと、地方移住の経験から、自分の場合は、案外ノープランで移住してもなんとか馴染めそうだなということがわかったからです。

この地方移住の経験がなければ、僕も海外にいきなり移住すると言うのは怖くてできなかったと思います。移住に失敗すると、英語も全然話せなくて孤独を感じるだとか、早く日本に帰りたいといった話も聞いたことがあります。

またセブ島に10回ほど行っていて、セブ島は素晴らしいところですが、

どうも虚弱体質な自分には合わずセブ島には移住できないだろうな
移住できない場所の条件は日本と環境が違いすぎる

というのがわかっていたからです。

東京でフリーランス、地方でフリーランス、海外でフリーランス、とそれぞれでフリーランスをする人はこれまでもこれからもそんなにいないと思います。

海外移住で欠かせないのはもちろん英語で、フリーランスは英語以外の素晴らしい専門スキルを持ってる人が多いですが、英語をスキルとしてフリーランスをしている人を除いて英語も話せるというのはあまり見ないです。ただこれからはフリーランスであっても日本だけではなく世界的に活動することが差別化につながってきます。

僕も英語はできるだけ早く身に付けたほうがいいと思ったので、日本の英語を使わない環境に甘えてしまって身につけるまで何十年もかかりそうということからイギリス移住を決意しました。イギリスに行ってしまえば、英語で悔しい思いをたくさんすることになり、継続的に学べる環境が作れるからです。実際に今もたくさん悔しい思いをしています。悔しいので大学で英語のクラスがあって、それも欠かさず受けさせてもらっています。しかもこれがなんと無料で、ロンドンとかだと語学学校は半年で高いところだと100万くらいかかるというのも見ました。

海外に住んでみないと日本の良さがわからない
日本はこんなところがダメだという話をよく聞きますが、イギリス移住が初めての海外移住だったので、それまでは比較のしようがなく、海外に住んだこともないのにエセ評論をしたくないですし、海外移住して見えてくることもあります。

実際に福井へ地方移住したときに僕も含めた外から来た人は福井ってこんなに良いところなんだと言う人が多かったのですが、福井の人は、もちろん謙遜もあるとは思いますが、福井なんてなんもいいところないよ、と言われてる人が多かったです。これは外に出たことがないから福井の良さがわかりづらいんだなと、僕と同じように外から福井へ移住した人たちと話していました。

これは日本に住んでいても言えて、日本にずっと住んだままだと日本の良さがわからない、そういった意味で日本を一度出て、客観的に日本の良さを知りたかったです。

観光レベルでも比較できるんじゃないかと思うかもしれませんが、

  • 医療
  • インフラ
  • 税金
  • インターネットスピード
  • 文化
  • 差別
  • 遊び方
  • 仕事へのスタンス
  • 食事
  • 環境問題への取り組み

こういった細かいところは、観光だけではわからず、実際に住んでみてようやく、日本とイギリスの違いがわかってきます。日本とイギリスの違いについては長くなりそうなので、また後日書きたいと思います。