海外から見た日本人へのイメージ

レスターに住んでいると日本人の他に韓国人や中国人も沢山います。特に中国人はレスターのような地方都市でも大学にたくさん通っているのを見かけます。一部の学部では、ここは中国かと思えるほどの中国人を占めている(90%以上)学部もあると聞きました。中国は一人っ子政策の影響や親族との濃いつながりがあるので、とにかくお金に教育をかける人が多いと思います。中国の世界での強さを実感します。 
海外の人からしたら日本人も韓国人も中国人もあまり見た目の区別がつきません。道を歩いているとたまにニーハオと声をかけられたり、どっからきたの?中国人でしょ?と言われたり、それくらい見た目が分からないものなのですが、その中でも海外の人から見た中国人と韓国人と日本人のそれぞれの印象といえば、どんなものがあるのか想像できますか。

僕が最初にこれを聞いた時は結構意外でした。中国人はITが強い、主張が強いなど、韓国人はとにかくおしゃれ、一方、日本人の特徴としてはとにかくユニーク(奇抜)だということです。

日本人は真面目というのも海外の人にとってはよくあるのですが、真面目とユニークって真逆なイメージで、これが共存してるのがおもしろいなと思いました。

この前にいったヨークはキットカット発祥の地だそうですが、キットカットは世界で日本が一番消費されてるという話を聞きました。その理由の一つはキットカットは日本で色んな種類があるからです。わさび味とか。ああいった発想も日本人ならではだ、と思われているそうです。

グルメほど大事なものがない理由がわかりました

これまで色んな観光地に行ってきましたが、どこも共通して言えるのは、グルメほど大事なものはないということです。

特に発展途上国こそ、食べることに重きを置いてるように感じます。レストランの数が豊富で、いかに食事が人を楽しませるのかというのは旅をたくさんこれまでしてきて思ったことです。

僕自身、昔はそんなにグルメにこだわりはありませんでした。とにかくお腹を満たせれればいいやと思っていました。ただレスターに来てから、あるいは旅をよくするようになってから、グルメに目がいくようになりました。観光の重要な要素で食事が上がるのはココ最近で納得するようになりましたね。

レスターは多国籍な料理があるので、どの国の料理が美味しいのかそういったものを自然と考えるようになります。最近行ってきたのは画像に添付してる食べ放題で、インド料理、メキシコ料理、中華料理、イタリアンの4つの国のものが食べれる食べ放題で1人1000円とコスパ最強のお店です。日本ではあまり見かけないものだと思います。

色んな国の料理を食べて、一つ言えるのはどの国にも絶対的に美味しいものがあるということです。国によってはあまり味が合わないものもあるのですが、どれが合うのかを探すのは結構楽しいものです。

いつも思いますが、日本食は本当に安くて美味しいものがたくさん手に入りますね。レスターでなかなか食べられない日本食の一つに本当においしいラーメンと海鮮類、特にお寿司はなかなか食べれません。

ここ1年で円高ポンド安の変化がスゴイ。激動のイギリス

イギリスの新首相、ボリス・ジョンソンが7月に誕生しました。ロンドン市長の経歴もあるのですが、イギリスのトランプとも言われ、メディアからはトランプ大統領以上に嫌われているそうで、これだけ大混戦中のブレグジット×奇抜な発言や行動のボリス・ジョンソンの化学反応がどうなるのか個人的には楽しみです。

ちなみに、ポンドはここ数年1ポンド150円くらいだったのですが、ここ数ヶ月は1ポンド135円くらいで、15円も違うんですよね。たったの15円と侮れず僕も最初に来たときはそう感じたんですが、イギリスの大学院に行ってる人なんかは、学費を1年にだいたい200万、1万ポンド以上払うわけで、15万円も違うんですよね。

大学院に行かなくとも普段の生活費も積もりに積もると大きいので、為替レートが無視できないレベルになってきます。

僕は正規の為替ルートとほぼ差がないマネパカードを使っていますが、サイトによってイギリスで発行されたカードでしか決済できないものがあるので、そのときだけは不便です。それ以外のシチュエーションではかなり重宝しています。オススメです。


サマータイム終了

イギリスでは来週から新学期が始まります。と同時にイギリスの季節で最高だった夏の時間(15度〜25度、湿気も少なくカラッとした気候、日没は遅いと22時)も、そろそろ終わります。

最近は15度を少し下回るときもあり、雨も増えて、日没も19時くらいになってきました。

一方で、新学期が始まる10月の前後でのレスターは出入りが激しく、また新しい人に出会えるのがここに住んでいる楽しみの1つです。日本に住んでいると、毎年近くに住んでる人のメンバーが変わるということがないと思います。

社会人になってから来る方もいるので、学生だけではなく、社会人にもよく出会います。

そういった新しい人と交流する機会を増やすために、カフェミーティングを毎月一度オーガナイズしているのですが、(写真)去年の新学期から始めて、ちょうど昨日が一周年でした。

出会いもありますが、別れもたくさんあります。

ただ思うに、なんでもそうですが、制限がある方がメリハリがつきます。イギリスもずっといれるわけではないからこそ、悔いなく過ごそうと常に考えますし、時間も有限だからこそ選択肢がたくさんある中で何をするのかが大事になってくるんだと思います。

イギリスに来てからの方が日本を知る機会が増えます

僕が住んでいるレスターでは月に一度、カフェミーティングを主催しています。これは何かというと日本人はもちろんですが、日本に興味のある現地の人も集まってきておしゃべりする会です。

ここで日本に対する考え方や現地の情報を色々知ることがあるんですが、日本について興味のある人ばかりなので日本についての説明をよくします。

話してると気付くことは、外国人の方が日本についてよく知っていることも多いです。特にアニメは普通に日本人が知らないようなことでもよく知ってます。

こういった日本人以上に日本に詳しいというのは、日本に限った話ではなくどこでもあって、一度外に出てみないと中が見れないのと同じです。僕も福井県鯖江市に地方移住したときは、ここにはなんも誇れるものなんてないよと地元の人がよく言ってました。

ずっと地元にいる人はぜひ外に出てみる体験もしてみてください。移住とまでは言わなくても、地元にいる年数が長ければ長いほど他の場所に旅行へ行く回数を増やしたりすることはオススメです。ずっと定住してしまうことも目が慣れてきてしまうので、できれば定期的に移住することもいいかなと思います。

イギリスに来てからは日本のこと、それと日本の歴史についても 少しずつですが学ぶようになってきました。自己診断ツールで有名なストレングスファインダーで言うと、僕は過去のことをあまり興味を持たないタイプ(原点思考がワースト3)で、学校のテストでも万年赤点でした。それでも今は必要に迫られているので日本の歴史も勉強するようになりました。

情報収集でもそうですが、何かを学ぶときには歴史を学ぶことから始めるといいと言われています。なぜかと言うと歴史は繰り返すという言葉があるように過去からの流れで未来が予測できるようになるからです。

日本の歴史を勉強するようになって見えてくることも増えてきたので、僕と同じように歴史を避けてきたという人はぜひ歴史についても見てみることをオススメします。

そして最近、そんな日本に詳しい地元の友人から、先週のコラムで日本はユニークだという話をしましたが、ジャパノロジーという言葉を教えてもらいました。ジャパノロジーとは日本を総合的にとらえることを目的とする学問。日本学。日本研究です。

YouTubeのチャンネルもあるので「日本といえばこれ」というものを紹介しているので知っておくといいのかなと思います。
Japanology