イギリス移住してもうすぐ2年です。

レスター大学の近くに住んでいるのですが、大学も今週で終わり、通っていた英会話学校も終わりを迎えました。

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ここで全くの初心者から海外で使う日常英会話を習得する方法を体系化してまとめてみようと思います。期間は1年を想定して書きますが、もっと早く身につけたい方は、半年であればその倍、3ヶ月なら4倍の量をこなしてください。

体系化は比較的得意で、まずベースとなるものの他に、その個人個人に合わせたものを付け足して完成させます。今回もベースを紹介しつつ、後半はエニアグラム、ストレングスファインダー、ウェルスダイナミクスといった強み診断ツールを活用した勉強法を書いています。今回は一例を書きますが、あなた専用にカスタマイズしてほしいという要望がありましたら、問い合わせからご連絡ください。

ちなみに僕の体系化の特徴は以下のような3つがあります。

1.プロの体系化と個別化

イギリスにはネイティブだけでなく
たくさんの国の人がいるため

どれくらいまでいけば
日常英会話が話せるのかを
知っています。

普段はフリーランスで
情報収集術(効率の良いググり方)
などを体系化して

マンツーマンや少人数限定で
教える仕事をしています。

これまで10年かけて
1000名以上には
マンツーマンで
教えてきました。

その経験ももとに
前提条件や才能によって
学び方が違うことを
前提としているので

ストレングスファインダー
エニアグラム
などを使っており

英語もまた
個別に合わせた
体系化が可能です。

2.初心者の気持ちがわかります

日常英会話を
できるようになった人に
よくあるのは

初心者の気持ちを忘れて
初心者の気持ちに
寄り添うことが
できなくなることです。

その点、私はイギリスの大学で
日本語を教える
ボランティアをしていて

初心者~中上級者まで
日本語を教えています。

新学期になるごとに
初心者の気持ちを
思い出させてくれる
機会があるため

初心者の気持ちを
忘れることが
ないです。

何かを教える上で
特に初心者に対しては

気持ちに寄り添った
教え方が大切だと思います

3.数々の挫折経験からわかる上達法

私自身が
日常英会話習得の過程で

数々の挑戦、失敗、挫折経験
があるので

どこでつまづくのか

がわかります。

もともと片耳が聞こえないため
英語ともなると
さらに聞こえず

他の人よりもハンディがある状態で
挫折経験も人一倍多いです。

これだけ英語が聞こえないのは
自分の耳がおかしいんじゃないかと
何度も思ったことが
あるほどです。

今住んでいるイギリスでも
日常英会話は話せますが
毎日挫折しています

まだ英語が話せなかったとき

応募条件にある学歴という面で
私は大学院に行っていたことから
一見、優秀そうに
見えるかもしれませんが

英語で言うと
全くそんなことはありません

(ちなみに大学院とは言っても
英語のテストはなく
英語の発表もないです)

同じ研究室で
中国から来られてる人の英語での発表を
聞くときは

全く何を言ってるのかわからず
何度も悔しい思いをしています

他にも世界11カ国の青年が集まる
プログラムに1ヶ月、
参加したことがあります

公用語は英語ですが
全く何を言ってるのかわからず

ただ日本人とだけ話してたような
苦い経験をたくさんしています。

苦い経験をすればするほど
様々な勉強法を探して

これまで色んな勉強法を試してきました

その結果、

その人に合った勉強法があるんだ

と腹落ちするようになりました。

以上、3点が僕の体系化の特徴です。

それでは具体的にどのように教えるのか

その順番も
書いてみました。

日常英会話を習得するまでに
4つの壁があります。

1.単語の壁

全く英単語を知らないと
日常英会話は
難しいですが

海外ドラマはたった350の単語でできている

でもあるように

日常英会話で
必要とされる単語と熟語合わせて
1000もないです

30秒で10単語学習できる

をウリにしたmikanなど
スマホだけで単語暗記
ができる素晴らしい単語帳
などもあります。

1年あれば
毎日10単語
覚えれば十分です

2.単語を知らないという思い込みの壁

英語を話そうとすると
どうしても
そのまま話してしまいがち
なのですが

自分が知ってる最低限の言葉で
言い換えがほとんどできます。

これも慣れが必要で、僕達日本人でも
外国人に日本語を教えるときに

知らず知らずのうちに
かなり難しい言葉を
使ってしまっていて

日本人ですら
日本語を
簡単に言うには
訓練が必要です。

オンライン英会話の
フリートークが

楽しい上に
とても有効です。

3.語順の壁

英語の語順は
日本語と全く逆なため
慣れる必要があります

アプリにもありますが

瞬間英作文

を使えば
できるようになります。

4.会話のバリュエーションの壁

日常会話というと
かなりのことを覚えないと
対応できないと思われがちですが

英語は文の構造上、
パターンがあるので

それらを覚えれば
日常会話に困ることは
ありません。

むやみやたらと
覚える必要はありません。

相手に簡単に話してもらう
テクニックなども覚えれば
バッチリです。

以上が日常英会話を
マスターする

4つの壁

となりますが

それぞれの壁を
3ヶ月ずつ
進んでいく予定です。


ここからさらに個性を活かした指導法へとアレンジを付け加えていきます。

エニアグラム、ストレングスファインダー、ウェルスダイナミクスのどれかがわかれば、その人に合った指導法を作ることができます。得意と不得意の両方からアレンジするのが効果的です。

今回は得意としてウェルスダイナミクスでダイナモ(アイデアを出すのが得意で思いつくスピードも速い)、不得意としてストレングスファインダーで実行力低めをベースとしたものを書いていきます。

1.ひとつずつ試してピンとくるものを選ぶ
勉強法のアイデアを出す、もしくは最初は全く検討もつかなければ、情報収集してきた勉強法の中で、直感でおもしろそうだと思ったものから順番にひとつずつ試す→最終的には絞ったほうがいいので、感覚的に◯、✕でどれが良かったのか選ぶ

理由
ダイナモは飽きやすいので、一つの勉強法に絞ってやるよりも片っ端から色々試したほうが結果的に良いからです。 

ノウハウがたくさん集まってきてるのは混乱のもとではありますが、ダイナモの場合は逆に良いことなのです。


2.人を巻き込む
可能かどうかということもあるかと思うので、上から順に優先順位をつけました。あるいは組み合わせてもいいです。

ⅰ)
定期的にメンターや友人に英会話してる動画を見てもらう約束を取り付ける

ⅱ)
動画の一発撮りで英語で学んだことを教える(見られる数を増やすYoutubeなど)

ⅲ)
一緒に学ぶグループを作る

ⅳ)
ライバルを一人作る

理由
ストレングスファインダーの実行力が低めという不得意の対策で、人を巻き込むと力を発揮するため、人に見てもらう、あるいは好敵手などの存在がいることは必要ですが、どちらも必要というわけではなく、教えることが最も上達するため上のような優先順位となりました。

一発撮りにしたのはダイナモの特徴からです。

3.4技能をバランス良くやる
英語には大きく分けてライティング、リーディング、スピーキング、リスニングとありますが、飽きない工夫として、1日1時間くらいが限界ということであれば、この4つを15分ずつであれば、飽きなくできます。

また15分はもっとやりたくなる意欲が出やすいので、モチベーションキープにもつながります。

以上が0から1年で日常英会話を身につける方法でした。

勉強法は人によって違います。なにかを身につけてる人は、自分なりの試行錯誤をたくさん繰り返した上で、自分に合った勉強法にたどり着いている人が多いです。

ただ、この試行錯誤にかなりの時間がかかることも事実です。

ですので、ストレングスファインダー、エニアグラム、ウェルスダイナミクスといった自己理解診断ツールを使って勉強法を最初に作るのはかなりの時間の節約になります。

僕も英語はまだまだ勉強、生涯学習でもあるので、自分の特性に合った方法で無理なく少しずつでも勉強していきます。