2017年の2月8日にオンラインサロン(有料コミュニティ)を始めて、2020年の2月8日に無事、3周年を迎えました。

実績を残してる人でも、オンラインサロンの継続はモチベーションの問題、集客、ネタ切れ、忙しさなど様々な問題が起こって閉鎖していくところもある中で、まさかここまで続くとは思ってなかったですし、何事もやってみるものです。

運営しているオンラインサロンは、ただ大きくしていくところとは違ってあえて目と手が届く範囲の少人数でやっていて、何百人、何千人と大きなサロンを運営している人は、そこまで所属メンバーを把握することも難しいと思いますが、僕はメンバー全員を知ってるので、その一人ひとりの存在がとても大きいです。

今いるサロンメンバーはもちろん、これまでサロンに関わってくれた方、全ての人に感謝です。ありがとうございます。

サロンの内容の一つとして、毎週コラムを必ず1本書くのですが、見られているプレッシャー、強制環境があるおかげで、たとえ39度の熱が出ても、左目が失明する危機に陥っても、これまで3年間に1度も遅れることがなくコラムを書ききることができました。

これらもメンバーのおかげです。

強制環境を整えれば、これだけ継続できるのかということも自信になりました。これを自動行動システムと呼んでいます。

これまでに150本以上のコラムを書いて、毎回1500文字以上は書いてるので約22万文字、本1冊がだいたい10万文字なので、2冊以上分です。

そのうち商業出版をしたいと思っていて、この経験のおかげで本を書くのもできそうという感覚を掴むことができました。

もちろん良いことだけでなく苦労もたくさんありました。

オンラインサロンを運営していての悩み

最初はサロンで人数をたくさん増やそうと思い、60人以上を集めたこともありましたが、僕がサロンメンバーの顔と名前も一致せずに退会されてしまうことが頻繁に起こり始めて、一番僕が大事にしているお客さんの満足度も下がり、これではいけないと思って急遽、定員を40人にしました。

また個人で、すべての作業をしているのですが、決済だと時々振り込みをせずに逃げたりする人もいたり、お金関係はトラブルが起こりやすく、カードの期限が切れてしまうと決済が落ちずに連絡を取るも返信がなく、サロンに居座られることも時々あったりしました。

そのやりとりをするのは、本当に消耗します。

他にもメンバー全員を知ってる目と手が届く範囲なので、その分、退会すると言われたときはどこがダメだったのかな、とか毎回ダメージを受けますし、成果も徐々に出てきてこれから!というときに退会すると言われてそのタイミングで退会するのか。。。と裏切られたような気分になって落ち込むこともあります。

メンタルが弱いと、オンラインサロンはできないんだな

というのがこの3年間でよくわかりました。

ここ3年間でオンラインサロンがどんどん乱立して、自分のオンラインサロンの強み、ポジショニングに悩むこともありました。

運営しているサロンで何をしたいのか軸を決めること

特にサロン全体が盛り上がっていないとダメなんじゃないか、と思っていたことがあって、ただオンラインサロンにはいろいろな形があって、オーナーがいなくてもメンバーだけで自走するのが理想だと言われていますが、そんなことはないんだということもわかりましたね。

どんなことにも良いこと悪いことがあります。

とても活発なサロンだと、そこにのめりこみすぎて、コミュニケーションコストが大きくなるデメリットがあります。

逆にあまり活発でなく、ゆるくつながるのは現代の人との付き合い方にぴったりなやり方だと思っていて、特に個で活動する人は濃い繋がりの仲間を5人ほど持ち、あとは幅広くゆるくつながるのが理想です。ゆるくいろんな人とつながることが、次の仕事につながることがよくあります。

僕のサロンは修行の場とも言えて、個の力がどこよりも伸びるように設計しています。

ノーマルコース10800円の価格帯に近い、ホリエモンのサロンは人数が多すぎて、おそらくですが、ある程度の実力がないと、なかなか活用しきれないと思います。

自己分析ツールで有名なウェルスダイナミクスをしてみると、僕はメカニック要素が強く体系化が比較的得意なので、得意を伸ばしたり、活かした内容にするのが他のサロンとの差別化をするのに一番だと、体系化に力を入れるようにしました。

自分のまとめたノウハウだけではなく、それを現場のサロンメンバーに出して、実践してもらってその結果どうだったのか、あるいはわからないところだったり、こういうところをつけたしたほうがいいんじゃないかとメンバーにヒアリングして日々アップデートして体系化をしていきました。

情報収集術のトレーニングに関していうと、コメントも1000件以上、ニッチな分野ではありますが、間違いなく日本で一番、情報が集まっています。普通、他の人の情報収集のやり方なんて見たことがないと思います。

サロンでは、情報収集術トレーニングによって情報収集、整理、編集力といったものを鍛えていきます。これによって情報収集できるだけでなく自分の力で考えて新しいものを生み出すことができるようになります。

好き4を叶えると人生の自由度や選択肢が一気に広がる

その結果、人生100年時代の新しいライフスタイル好き4(毎日4時間だけ、好きなときに、好きな場所で、好きな人と、好きなことを仕事にして、自分も周りも幸せになる「好き4」)を実現するサロンメンバーも出てくるようになりました。

最近もこんな声をいただきました。

2018年12月時点で、

2020年までに、井元さんのような”すき4”の生活が送るのが僕の夢で、まだまだ実現には程遠い状況です。

と話されていたのですが、最近好き4を実現されて、四国お遍路、南米旅行と2ヶ月以上の旅をしてきた報告をしてくれました。


以前、井元さんのサロンでお世話になった時に教えていただいたQ&AサイトのQuora。実はあれから1年で400万円(¥3,948,978)近いQuoraパートナー報酬が発生しました。

井元さんから学んだ情報収集術のおかげで、人生が変わったとも言えます。

お遍路旅にも出ることができました。Quoraが実質1日2時間の質問をして収入を生み出せたので、時間的余裕が生まれて旅に出られました。クライアントさんに思い切ってお休みをもらって長期休暇が取れたんです。お遍路では毎日朝に出発して、1日20-25kmほど歩いて、午後には宿に到着。スマホでポチポチQuoraをやる、っていうサイクルで生活してました。野宿の日は、テントの中でQuoraをして日銭を稼いでいたので、面白い生活を体験できたな、と振り返って感じます。匿名とはなってしまいますが、もしよろしければ井元さんの元サロン生の実績データとして使っていただけますと幸いです。


好き4が実現できれば、後は自分のライフスタイルに合わせて柔軟に変えていけば良いです。

例えば海外に住みたいのであれば、海外に住んで海外生活も楽しみつつ、自分の仕事も短時間だけやって現地でちゃんと丁寧な暮らし(旅行も行くし、無理な節約がないと生きていけないようなことはしない)ができるくらい稼ぐ

あるいは子育てがあるのであれば、1日のうちの睡眠時間を除く16時間の中の4時間を仕事の時間にして、後の12時間は子育てに回すといったような生活が実現できます。よくある育休が取れる取れない問題も起こらないです。


もしあなたが独身で仕事をたくさんして年収1億を狙いたいのであれば、今は働き方改革で会社だと残業などをさせないようにと厳しくなっていますが、好き4を実現できていれば自由に働けるので、4時間だけではなく12時間ぶっ続けで、毎日仕事をするといった選択肢も取れます。

人生の中で大事なことは、自分で人生をコントロールしている感覚で、選択肢が多ければ多いほど、自分で人生をコントロールできている感覚が生まれます。その感覚を持てることが幸せを感じさせてくれるんじゃないでしょうか。

今後、サロンが目指していくところとしては、今やあらゆる情報はYouTube、ある程度質の高いブログであれば、上質な情報を見つけることが簡単になりました。

まだまだ情報格差もありますが、情報感度が高い人で見ると、最近は上質な情報を発信することが当たり前になってきてコモディティー化しています。上質な情報発信が差別化ではなくなってきてるのです。

次に目指すのは?

そこで僕が次に打つ手段としては、定着力です。上質な情報を発信することが世の中的に当たり前になっているので、それをいかに血肉にさせるかというところが大事になってきます。

よくありがちなことは、新しい情報をどんどん入れることです。復習をせずに新しい情報をどんどん取り入れることで、せっかく学んだこともどんどん忘れていってしまいます。

大学生のときは自分が一番興味のある学部に入れたので、体調不良をのぞき欠席もほぼなかったほど授業は聞いてたはずだったのに、中には授業が面白くない教授もいましたが、それでも今でも覚えていることというのは、ほとんどもうありません。悲しいです。

なぜそうなってしまったのか、どんどんと新しい情報を入れていて復習をしていなかったので、定着がほぼなく、忘れてしまったからです。

せっかく4年も勉強したのに、もう覚えていないなんてもったいなさすぎると思うんですよね。もしあなたが過去に学んだことを全く覚えていない、つまりその時間を無駄にしてると思ったら結構ショックじゃないですか。僕はショックでした。

本を読むなら3回読もうと伝えています。1回読むだけでは絶対に定着しないからです。成功する人としない人の大きな違いの1つです。

何かを身に付けるときの学習理論としては教えることが1番いいとされていて、数年に一度、開催してるフリーランス養成合宿でも基本は僕が教えるんですが、最終日には生徒さんが僕に教わった内容を他の人に教えるところを目指してカリキュラムを進めていきます。

ただ本を読むにしても、3回読むのって気持ち的に飽きますよね。それを防ぐには違う切り口で読んでみるのが欠かせないです。

これと同じで、これまでに書いたコラムを定着させるために、

同じような意味合いでも違う言い回しで新しいコラムを書く、あるいは復習を効率的にできるアプリ(reminDOやAnki)などを使って、そういったものを活用して定着力を上げていきます。

このあたりは今年、模索テーマです。

個人のエンパワメントで見えてくる世界

個人のエンパワメントは引き続き進めていきます。

理念に

好きなことで自分も周りも幸せにする、ナンバーワンよりオンリーワン

があります。

まず自分が幸せにならないと周りを幸せにすることは難しく、自分の好きなことで他の人に貢献すると、自分がこんなに役立ってるんだという感覚、貢献感を手に入れることができます。

それが幸せとつながっていきます。

ずっと前から変わらず、ここの層にアプローチしたくて、個人をエンパワメントすることができれば、それに合わせて周りもエンパワメント、幸せになっていく連鎖を作れると信じています。

人一人ができることなんて大したことないと思っていて、人が幸せにできる数なんて周りの数人ぐらいなんじゃないかなと。

世界を変えるなんていったことはおごりで、それよりもペイ・フォワード式に周りの人を幸せにする、そういった考えがゆくゆくは、周りの人が周りの人をと連鎖的につながり、結果的に世界への幸せとつながっていく方が自分的にはしっくりきます。

個人のエンパワメントのために、どこまでサロンは続けられるのかはわかりませんが、続けれる限りはこれからも個人のスキルアップのための体系化は進めつつ、定着率もしっかりとあげれる環境を構築していきます。