先日、イギリスに入院しました。



これまでに日本でも3回ほど入院したことがあります。中学、高校、大学院と定期的に重症になるようです。

イギリスと日本でどう違うのかといったことを今回は書いていきます。

まず1番の違いは、入院中に1番何が大事かと言うと食事ですよね。食事については日本だとメニューから選んだりできなかったのですが、イギリスではたくさんのメニューから選ぶことができます。

なぜかと言うとイギリスは多国籍なので、ヴィーガン、カレー、洋食、と幅広く残念ながら日本食はなかったですが、デザートもあったり、食事をいろんな種類のところから選べるので、飽きることがなかったです。味も全く問題なかったです。特にヴィーガンパスタがおいしかった。

入院の楽しみは食事といっても過言ではなかったほどでした。

サービスの質は、日本の方が圧倒的に良いと感じました。

イギリスの病院では薬をどうするかということがしっかり伝達されていなかったり、入院生活で必要なものを伝えても、それが忘れられていたりといったことがありました。

特に僕の病気はなかなか重いものだったので、薬を1つでも間違えると致命傷となってしまう状態でした。以前に説明した患者力を使って



お医者さんとどういった治療方針にするのかを入念に話していたので、間違った薬を出されたときにすぐに気付いて伝えることができました。

そのおかげで大事にはいたらなかったのですが、もしお医者さんに完全に任せていれば、薬を実際にベッドで出されるときに病室に医者がずっといるわけではなく、看護師さんが薬を渡しにくるわけで、間違ってたときにそれに気付くことができなかったと思うとゾッとします。

重大な薬で間違えそうになったことを、一度だけでなく何度か経験したので、そういった意味で、サービスは日本の方が圧倒的にしっかりしているなと感じました。しまいには医者が看護師に、なんで言ったことをしっかりしてないんだと、診察されてるときに独り言で看護師に怒っていました。

英語から日本語の通訳サービスもずっと準備すると言って、結局一回も使われることがなかったのもなかなかひどいと感じましたね。

看護師さんは、海外だとやはりフラットに接してくれる方が多いので、僕としてはメンタルが弱っている中でとても助かりました。

気軽に話してくれるので、入院生活を支えてくれましたし、日本だととりあえず業務をするだけといった人も多かった印象がありますが、イギリスでも薬を処方するだけ、やることをやるだけといった方もいますが、比較的、患者さんに対してフラットに接してくれるところが多く、イギリスでの入院生活は比較的良かったです。

お医者さんがどれだけ話を聞いてくれるかですが、色々なお医者さんが見てくれるので、中にはなかなか自分の意見を聞いてくれる人がいないのですが、週末にスポット的にドクターが来てくれたりとか、その担当のお医者さんがいない時は別のお医者さんが見てくれたり、そういった時にもきちんと話を聞いてくれる人が多いので、それは助かりました。

日本でも色々なお医者さんが見てくれますが、あくまで主治医の一番偉い人についているお医者さんなので、一番偉い人の方針に沿った聞き方で、結局は誰に話しても変わらないという状態で、それ以上聞いたり意見を言うのを諦めた経験もあります。

日本とイギリスとは言っても、どこに入院するのかでも違うと思いますが、僕の経験では国の特徴がそれぞれ出るんだなという印象です。

日本だとサービスはきちんとこなす、タテ社会が強く誰に言っても意見はあまり変わらない

イギリスは一方、フラットな分、コミュニケーションが取りやすくサービスがちょっと適当、医者は色々な人がいて話をよく聞いてくれる人もいるし、頑固な人もいると幅広く、多様性がある。

サービスの部分は自分がしっかりすればいいので、英語で全部しなければいけない大変さを抜きにすれば、イギリスの方が個人的には良かったです。