情報収集の活用法について、とても良い質問をいただいたので、ご紹介します。

情報と知識についてお聞きしたのは、コロナ禍での社会を見ていますと、正確な情報と不確かな情報が入り乱れるなかで、正しい情報を得て、理解し、自分の知識にしていく過程がないままに、皆が自分の解釈で得た「知識」を、さらに「情報」として流すので、訳が分からなくなっていると感じたからです。
専門家と言われる人がテレビで発言しても、ネットでみればウィルスや感染症の専門家でもない経歴が紹介されていたりします。
海外のニュースを見ても、日本には切り取られてしか入ってこないので、良く分かりません。
自分が得た情報を理解し、知識として生かすことの難しさをコロナで改めて感じた訳です。
特に、最近ではアメリカ大統領選挙がどうなっているのか訳が分からないと思いました。選挙後の流れとして、選挙人の選任、訴訟とかがあり、まだ決まっていないのでしょうが、地上波ではバイデン勝利確定、YouTubeでは、まだトランプが次期大統領になる論調も多く見られます。貧富の格差、人種等々で分断された社会と言いますが、情報による分断された社会という気もします。

たしかに最近は情報リテラシーがより求められていて、特にコロナが起きてからさらに大混乱を起こしていますよね。

情報と、知識とのバランスについて、土台として情報の真偽を見極める7つのチェックポイントは欠かせません。


そのうえで、料理全般でたとえるとわかりやすく、情報が材料で、情報を処理する人が料理人で、知識がその材料を使ったあとの「料理」です。

プロの料理人はその材料がいいものなのかどうか簡単に判断できますよね。それは食材の知識が豊富だからです。逆に食材が良くても素人が調理するとイマイチな料理になります。

>>正確な情報と不確かな情報が入り乱れるなかで、正しい情報を得て、理解し、自分の知識にしていく過程がないままに、皆が自分の解釈で得た「知識」を、さらに「情報」として流すので、訳が分からなくなっていると感じたからです。

これにあてはめると、良いのかどうかわからない食材を使った、素人の料理人が作った料理が山ほどあるという状態です。

だからこそ、まずは情報の真偽を見極める7つのチェックポイントでその材料が本当にいいものなのかどうかをチェック、そして次はその材料を使う料理人が信頼に足る人なのかどうかのチェックです。人柄とか責任感があるかとか考え方が論理的で話がとんでいないか、主張があちこちにぶれずに一貫してるのか、ポジショントークになったいないのか(メリットだけでなくデメリット話している)といったことですね。

つまり、情報を流す人(料理人)が、どんな情報源(食材)から、「どういった思考でその情報を解釈してるのか」(調理法)を見る必要があります。

ここからわかるのは、まず情報源を提示してない場合はあまり信用できません。情報源を提示していても、その情報に対する考え方が論理的に納得できない場合もあまり信用できません。

逆に
1.情報源のリソースが情報の真偽を見極める7つのチェックポイントより信用に値する
2.その情報源を使ってる人も人柄として信頼できる

この2つの条件が欠かせません。

これを踏まえて見ていくと、

>>
専門家と言われる人がテレビで発言しても、ネットでみればウィルスや感染症の専門家でもない経歴が紹介されていたりします。

テレビでは専門家、ネットでは違うという矛盾がすでにあまり信用できません。

>>
海外のニュースを見ても、日本には切り取られてしか入ってこないので、良く分かりません。
自分が得た情報を理解し、知識として生かすことの難しさをコロナで改めて感じた訳です。

誰が切り取っているのか、どのリソースから持ってきてるのかもわからないようなので、あまり信用できません。

>>
特に、最近ではアメリカ大統領選挙がどうなっているのか訳が分からないと思いました。選挙後の流れとして、選挙人の選任、訴訟とかがあり、まだ決まっていないのでしょうが、地上波ではバイデン勝利確定、YouTubeでは、まだトランプが次期大統領になる論調も多く見られます。貧富の格差、人種等々で分断された社会と言いますが、情報による分断された社会という気もします。

地上波でのニュースはそもそも誰が情報を扱ってるのかわからないので、あまり信用できません。地上波での専門家の話は参考になることも多いです。たとえば◯◯大学の研究でとリソースを示し、発言内容に論理性がある場合です。(特に色んな切り口で質問されて、それに対して的確に論理的に答えてる場合は、それについての知識も豊富という証拠)

YouTubeは基本、ひとりが発信してるので、その人の人柄(過去の動画など見れば人柄がわかります)、情報のリソースもちゃんと示しているようであれば、信用できます。


おいしい料理を食べたいと思ったら、どんな一流の食材を使ってるのかを公開してる店で、経験豊富なシェフに料理してもらったものを食べたいと思いますよね。料理だったら当たり前のことですが、情報となるとわからなくなる人が多いです。

良い料理を食べるときと同じく、良い情報を得るにもお金がかかります。

毎日、一流の材料を使った一流のシェフの料理を食べてたらとんでもない金額になりますよね。ときには自炊も、格安の店もいくわけです。

情報も同じでこれというものには、情報源にお金や労力をかけて、かつ人柄が信頼できる人の情報(知識)をお金をかけて手に入れるようにします。

ただ、すべてにお金をかけることはできないので、そこまで重要でない情報は、自分で情報の真偽を見極める7つのチェックポイントなどを通して、知識として使う(自炊)といった付き合い方です。

そこまで重要でない情報というのは人生にあまり大きく影響しないもの、芸能ネタ、噂話など

重要な情報はお金、健康、人間関係といったジャンルです。

ジャンルによって情報へのスタンスを変えていくことがオススメです。