SNSと仕事を1ヶ月休止してたお試しサバティカル休暇も終わり、6月中旬からSNSと仕事も再開。

一時帰国中のお試しサバティカル休暇は感謝・感動の1ヶ月、人生の答えだと思えるものを見つけて最高に幸せな一時帰国になりました。

一時帰国中に会ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。

人生の答えとは一言で説明すると

タイムリミットを作ること

で、どういうこと?と思われるかもしれませんが、その話を実体験をもとに順にしていきます。



サバティカル休暇(主に研究者が取る「目的のない休暇」)が人生のターニングポイントに
なぜサバティカル休暇を取るのか、簡単に言うと、仕事も大事ですが、仕事のしすぎで視野が狭くなってたり、もっと他に大事な事があるのでは?と疑問に思ってたからです。

2023年から2年のサバティカル休暇を取るのですが、いきなり長期間の休みを取るのもリスキーで、ほんとにサバティカル休暇を取る必要があるのかも兼ねて、今回、1ヶ月のお試しサバティカル休暇を一時帰国の1ヶ月にかぶせて取ってみました。

結果は予想をはるかに上回る大正解。

今回の経験でもともと予定していた2023年から2年のサバティカル休暇も改めて取ろうと決めたのでした。

一時帰国前はたった1ヶ月のお試しサバティカル休暇が人生のターニングポイント的になるとは思いもしなかったです。

なぜ一時帰国が人生のターニングポイントになったのか。

人生で最も大事な人間関係を再認識する機会に
人間関係は多くの研究で人の幸福に最も影響を与えると言われています。

また人生を俯瞰的に見たり、振り返ったりするときは、人生を大きなテーマで4つに分けて考えて、それを人生の4大テーマと呼んでるのですが、

家族、パートナー、友人を含む人間関係
お金
健康
ライフスタイル

の4つを見直すようにしています。

たとえばお金なら

お金を稼ぎ続けた先に何があるのか

お金の一番良い使い方ってどんなことだろう

稼ぐよりも使い方だよね

とか、

今回の一時帰国では4大テーマの中でも人間関係についてで、

みなさんにとって最高の人間関係ってなんですか。

人間関係について長年追求してきたその答えが出ました。

そもそもなんで帰国したの?と一番よく聞かれたんですが、大きく3つあります。



1.親孝行や家族との再会
帰国1つ目の理由は親孝行と家族的なところです。

親や兄弟家族は特別な存在でイギリスに住んでるとなかなか会えないですし、コロナで2年10か月ぐらい帰れず、

さらに、詳しくは直接話せる人だけに話してますが、コロナ前から親子の縁を切られるほど反対されてた「あること」がありました。

ただ、イギリスに移住して数年経った2020年に両目が見えなくなる病気をして入院したことをきっかけに、

死にかけててやばいぞ、喧嘩してる状態じゃない、

と、プライドや恥ずかしさを全部取っ払い、全てをオープンマインドに親と話して、結果、不幸中の幸いで病気したことがきっかけで仲直りできたわけですが、反対されてたことを認めてもらうまでは実家にも帰りづらく、その事件以来、初めて実家に帰る機会だったので親に会うことも4年半ぶり。

親と仲直りしてから初めて会う、そして直接の親孝行はめったにできないからこそ自分が思う精一杯をすることができました。



2.時間が限られた中で久しぶりの時間を過ごす日本マイホームタウンプロジェクト
帰国2つ目の理由は先程の両目見えなくなる事件で死を意識する経験をしてから、どういう生き方、死に方をするのが幸せなのかを考える機会も増え、人生のミッションとしてマイホームタウンプロジェクトを世界中で作りたい話を以前からしてるのですが、それの実践です。

マイホームタウンプロジェクトとは、いつでも帰ってこれる場所を世界中に作ることです。

これをしようと思ったきっかけは2つあります。



i)実家を離れてわかったありがたさ
1つは、実家がずっと大阪で、中学、高校ではありがたいことに寮生活をさせてもらってたんですが、 マイホームである大阪の実家に帰れるのが1週間に1回、家にいれる時間も1日あるかどうかで、

ときどき帰省するときに感じる実家のありがたみや、家族、友達と会うことの喜びは、今でも一生忘れることのない幸せでした。

いつも一緒にいると、慣れてきてしまってありがたみってなかなか感じないのですが、久しぶりに帰るマイホームタウンがあることの楽しさや幸せをこのときに覚えました。



楽しさや幸せというのはざっくり言いましたが、実際には色んな感情が入り混じります。

・日頃の寮生活を離れた特別感

・久しぶりに帰れるんだという高揚感

・愛着ある場所へ帰ってきたときのノスタルジーからくる安心感と歓迎される温もり

それは長期旅行とか海外旅行をして空港に着くなり、日本に帰ってきたな、日本やっぱり最高だな、みたいな。

家のお風呂に入るときには「あ〜帰ってきたー、やっぱ家のお風呂最高!」

あの感じです。

そして家に出迎えてくる人がいるときは、久しぶりに帰ってきたことで温かく迎えてくれますよね。

みなさんも一度は経験したことがあると思います。



特別感、高揚感、ノスタルジーからくる安心感、温もり、と色んな感情が揺さぶられる体験で完全にハマってしまいました。最高に至福な気持ちになるんです。

それだけマイホームタウンは魅力的だったのです。

その中でも特に日常の当たり前とは違った特別感はたまらなく好きで、それを他でもできたらいいなと、色んなところにこういう場所があったら最高だなと。

その経験から

帰る場所を色んなところに作るマイホームタウン

を思いついたんです。

ただそのときはまだ世界中というよりも日本だけのイメージでした。



ii)新しい環境で夜な夜な語り合った
マイホームタウンのもう1つのきっかけは大学院生のときに、最も刺激的でおもしろいことってなんだろうと考えて、

環境が丸々変わること

だったんですね。

大学院生の途中で、一人暮らしから、学生寮(チェルシーハウス)に移ったときの体験からです。

まだ寮ができたばかりで、そこに住み始めた頃は決まった日に全員が入寮するわけではなく1ヶ月以内ならどの日でもいいとバラバラで、自分は比較的早めに入ってたので、每日、新しい寮生が入ってきて、夜な夜な語り合い、新しい刺激があったので楽しすぎて幸せの極みでした。

イメージ的にはテラスハウスで新メンバーが毎日入ってくるみたいな感じです。

なんでこんなに楽しいんだろうと考えたら、環境がそれまでと大きく変わったからで、

環境を丸々変えるには、文化も人もルールも変える。たとえば外国へ旅をしたり、滞在したり、住んだりすることはピッタリです。

マイホームタウンを作る、環境を丸々変えるには海外も含めたいと、

この2つを組み合わせて、世界を視野に入れたマイホームタウンプロジェクトにたどり着きました。

マイホームタウンは先程言ったように

久しぶりだということ
そこにいる時間が限られている限定性

2つがキーワードになってきます。

旅行が好きで行きつけの旅行先があったり、別荘に定期的に行く人も久しぶりにそこへ行く魅力と必ず帰る日があるということで、同じような経験ができますが、今回の話は旅行先や別荘といった場所じゃなくて人なんです。

マイホームタウンはそれの人間関係版と言ってもいいかもしれません。



3.死に最も近づいた体験で最後に残ったのは人間関係だった
一時帰国した理由で1つ目の親孝行・家族、2つ目のマイホームタウンを説明して、一時帰国3つ目の理由は、2つ目のマイホームタウンにも関係していて、なんでそんなにこれまでの人間関係にこだわるのか?の答え合わせです。

人によってはライフステージごとに価値観も変わって人間関係は変わるものだし、学生の友達とはもう誰とも連絡を取ってない人もたくさん知っています。

成功法則でもこれまでの人間関係を断ち切るなんて話も聞きます。

昔の友人付き合いを大事にしない

そんな話になにか違和感もずっとありました。

2020年にイギリスで両目が見えなくなり入院して、人生終わった、、、と思わず泣いてしまったほど辛かった時に、最後にやっぱり残ったのが、健康やお金ではなく人間関係でした。

ある有名な研究では、人生で何が一番大事かは、人間関係が一番大事と、言われたら当たり前なんですが、人生終わったと思ったときに、人間関係のことで頭では理解できてたことが実際のところ十分に行動に移せてなかったと、心の底からも理解できて腹落ちしたんですよね。

人は本当に追い込まれたときに、ごまかしで見ないふりをしていたのか、本当にしてたと胸をはって言えるのかが問われます。

親からもよく、

人間関係をいつも大事にしてるよね、

と言ってもらってましたが、この体験から人間関係をもっと大事にするように意識が向くようになりました。

もっと見直そうと退院してからは、親とは絶縁中でしたが人生で初めて親に手紙を送ったりと、今ってなんだかんだ仕事にしても恋愛にしても、新しい人に会ったりする方に集中しちゃう人が多いですし、これまでの関係を見直すって、小学生の時から振り返るみたいなところまで丁寧にすることってなかなかいないし、そこを大事にしたいと、好奇心旺盛に身を任せて、新しい体験をしに旅行したり、新しい人に会ったりすることなく、これまでの友人や家族に会いにいこうと決めました。



今回のマイホームタウンも色んな感情が揺さぶられる最高の体験だと腹落ち
実際やってみてどうだったか。

マイホームタウンでは、数年に一度、友達がいる、仕事は教育関係なので、そこに教えた生徒がいる、定期的に行きたいところがあるなど、

世界中のご縁のある場所に帰って、昔の思い出話とか最近の出来事やらここだけの話とか人生観を共有したり、その場、雰囲気でしかできないような深い話をするのが醍醐味です。

日本では、小学校、中高、浪人、大学、大学院、シェアハウス、仕事でオンラインサロンやフリーランス養成合宿、世界青年の船、地方移住、海外移住、とこれまで10以上のコミュニティに関わって、それぞれの人生ステージで全く違う環境だったので、

実際に行った場所は

大阪スタートで京都、岡山、和歌山、鳥取、福井、鎌倉、横浜、東京

と1ヶ月の間に昼と夜を家族以外はほぼほぼ友達に会う時間でのスケジューリングで、現地にいる友達、50人以上に会えました。

特別感
高揚感
ノスタルジーからくる安心感、温もり、
色んな業界やライフステージにいる友人達とそこでしか語れない話をする刺激

とこれだけ感情が揺さぶられる体験を他に知りません。

世界中にマイホームタウンを作るのを思いついた後は、日本含む12ヶ国の青年が集まる内閣府主催の世界青年の船で世界中に友達もできましたが、今回の一時帰国はそれの日本版マイホームタウンです。

下船後行けたのはスリランカだけですが、他の10ヶ国も必ずいきます!

今までの自分なら、休みが1ヶ月もあったら、好奇心旺盛で新しいことをしたくなって、たとえば1ヶ月住み放題のサービスであちこち行く、新しい人に会いにいく

そういうのをしてたはずなんです。

実際に、これまでの一時帰国も新しい場所への旅行ばかり行ってました。

また普段からオンラインで仕事をしてることもあって、オンラインでいいじゃんと今までの自分ならオンラインで済ませてたのですが、そんなオンラインでもいいじゃんという時代だからこそ、

お金や時間はどれだけかかってもいい、直接会うことに価値があるのではと、今までお世話になった友達に久しぶりに会いに行こうと。

久しぶりというのも、今回の帰国が2年10ヶ月ぶりで、前回の一時帰国で会えない人も多かったので、会う人全員がほぼオリンピックの周期以上、4年以上ぶりに会う友達ばかり。

色んな場所に行くこともあって、次またいつ直接会って話せるのかわからないですし、もう会えないかもしれないならなんでも話そう、次の機会にまた聞こうかなと遠慮しがちで思ったことも聞けたり、過ごす時間が濃くなりました。

これまでの拠点、歩んできた人生を総振り返りする、全ての点が線になる感覚もあったりと最高の体験でした。



お金では買えない温もりを感じた
実際に一時帰国で友だちに会いに行ってみたところ、久しぶりだから、会う人会う人みんなウェルカムしてくれて、本当に温かかったんです。言葉では言い表せない温もりがありました。

お家に招待して気前良く泊めてくれたり、一度だけでなく毎食おごってくれたり、数万円する非売品のお土産とか、会った友達それぞれからお土産もらっていると、ミニマリストなのに新しいバッグを買わないと入らないくらい荷物が増えすぎる嬉しい悲鳴で、車で送迎とか最寄り駅まで会いに来てくれたり、観光案内してくれたり、会った人の8割以上の人がごちそうしてくれて、約束してた予定が直前に合わなくなって、今回は会えないか、次に会うのは何年後かなと落胆してたところ、最後の土壇場で調整してくれたりと、

こんな短期間のうちに人生でこんな経験をすることなんてないだろうなと数え切れないほどの親切をしてもらって、心温まる時間を過ごせました。

一時帰国してる1ヶ月の間、ずっとそういう待遇で、インフルエンサーでもない有名人でもない何者でもない自分がこんなに温かく迎えてもらえるなんて、この上ない幸せと喜びです。

ただ実は、久しぶりの場所に帰ることにもある不安がありました。

そこでは自分がいない間に知らない共通の話題や考えだったりプロジェクトが進んでて、受け入れてもらえるかなという不安な気持ちがあったので、そういった距離感もなくウェルカムしてもらえるのは余計に嬉しかったですね。 

今回も受け入れてもらえるかの話で、マイホームタウンで帰るのに躊躇がなかったか、というとありましたが、勇気を出して会いに行ってよかったです。

日本人の悪い癖というか褒められたら謙遜しちゃうのってあんまり良くないので、できるだけ受け入れる、ありがとう、と言うことを心がけてるんですが、それでも申し訳ないくらいに思えたほどの大きな愛を受けました。

お金を出してVIP待遇を受けるのはいくらでもできるけど、そうではなくてただただ親切な友達に恵まれてもう感無量。お金では買えない体験です。

もうこんなに幸せならいつ死んでもいいやぐらいの気持ちになって、人生の4大テーマの人間関係についてはもうこれ以上の答えはもうないなという経験ができたからこそ、これが人生の答えだなと結論が出たのです。



もしサバティカル休暇を取ってなかったら
1ヶ月のお試しサバティカル休暇を取れたからこそ、親孝行、兄弟、友達への時間に全力を注げたわけで、もしお試しサバティカル休暇を取ってなかったらどこかで仕事のことを考えたり、深い話も話半分になっちゃったり、これだけの人に会えなかったので、1ヶ月のお試しサバティカル休暇を勧めてくれた友達、またお試しサバティカル休暇を取るにあたって、その間の仕事の埋め合わせに協力してくれたサロンメンバーにも感謝しかないです。

今回、一生の記憶に残る最高の体験ができたのは

海外生活×日本マイホームタウン×1ヶ月のサバティカル休暇

が全て揃ったからこそです。



時間の密度が何倍にもなる
旅行や一時帰国のように時間のリミットから生まれるこの「特別感」があるかないかで人生の充実度が変わると今回確信しました。

こんな楽しい時間ならずっと続けばいいなって何回も思ったんですが、実は逆だったんですよね。リミットがあるからこそ時間の密度がものすごい濃くなります。ドラゴンボールでいうと、精神と時の部屋です。

旅行も帰る日があるから余計に楽しいんですよね。ずっとその旅行先にいれたら、それが日常になってしまいます。地方移住も海外移住も特に最初の1ヶ月は見るもの全てが新鮮ですが、5年目にもなってくると、日常化しています。

実際、一時帰国中の1ヶ月、毎日が濃厚すぎて時間が過ぎるのが遅く感じました。これは内閣府主催の世界青年の船に乗ったときもそうだったのですが、1ヶ月しか経ってないのに、内容が濃すぎると何ヶ月も経った感覚になるんです。それだけ充実してるということでもあります。(実際は1ヶ月しか経ってないけど体感は数ヶ月分になるので時間的にお得)

逆に毎日が同じルーティーンだとあっという間に時間は経ったように感じるとのこと。(実際は1年経ったが体感は数ヶ月で損する)

一度は経験があるのではないでしょうか。




リミットを作ることが生きている時間を濃くする
仕事でもリミットを作って作業をすると時間を測ってないときに比べて仕事がいつもより捗るパーキンソンの法則に習って、仕事以外のどんなことにでもリミットを意図して作る「リミット理論」と名付けました。

リミットを作る時のコツは思ったよりも少なめに時間を設定することです。

たとえばテニスをするのが一番の趣味なのですが、1時間するとめちゃくちゃ充実してて楽しく2時間を超えてくると、楽しいものの充実度合いが減ってきます。

学生だと、卒業があるので、リミットがありますが、社会人になるとリミットは自分で設定するしかなく、7年の中でキャリアとして1つのテーマに集中して1年の休みを取るサバティカル休暇自体も7年というリミットがあるので、キャリアで言うと、7年は1つのことを極めるのに少なめの時間かちょうどいいくらいの時間なので、人生100年時代、ずっと充実した時間を過ごすのにもサバティカル休暇は相性がいいです。

1日は24時間で平等と言われますが、時間が充実すれば、たとえばその2倍、1日に48時間分楽しめると平等ではないですよね。(実際は24時間しか経ってないけど体感は48時間分)

限られた時間でも体感時間は伸ばすことができるのです。

人生とは時間のことですが、1日24時間とは昔の人が決めたルールで、本当に大事なのは体感時間のはずです。であれば、体感時間は平等ではなく、リミット理論を使えば、人生がより充実します。




死生観にも通じます。死は誰にとっても怖いもの、かけがえのない大切な人が亡くなったときには立ち直れなくなる人も少なくないですが、リミット理論を腹落ちさせられたときに、生きるリミットである「死」を受け入れることができるんじゃないかと、スティーブジョブスが死は生命最高の発明だといったあの言葉を思い出しました。



長く会えない寂しさもプラスに変える
海外生活×日本マイホームタウン×プチサバティカル休暇

の良い点だけ書いたので別の切り口からの話で、

そんな最高の時間を過ごせたのですが、2つ心残りがあって、

1つは日本を離れるときはやっぱりすごい寂しくて、親や家族ともまた次いつ会えるのかわからないのかと思うと涙が出てきました。

もう1つは寮生活のときのホームタウンと違って、久しぶりに会うことで親が年を取っていくことを顕著に実感することです。

ただどんなことにでも終わりは必ず来ますし、普段一緒に生活してそれが当たり前になるのもまた違うなと、久しぶりに会うからこそ、かけがえのない時間を大事にできるんじゃないかと。

実際、中高で親元を離れて、シェアハウスや一人暮らしを長いことする中で、一度だけ実家に長期間帰ったこともあって、仲が悪いわけではないですが、ずっと一緒にいる時間が長いと反発し合ったり、適度な距離感の方が仲が良くなるのは何度も経験しています。

ちょうど良い距離感というのは家族であっても友達であっても、それぞれあるものです。ときには意図的に離れることで見えてくることもあります。

遠いところに住んでると、親になにかあったときにいざというときに駆けつけられない、親不孝というのもありますが、その一時だけの「点」でなく、それまでどれだけ親孝行してるのかの「線」で見たほうがよっぽど大事だと思ってます。

普段会えないからこそ、もう次はないかもしれない、と全力で親孝行できますし、もし離れてなければ、親孝行もいつかやろうかなと先延ばしにしてしまうかもしれません。

そう考えると、普段はイギリスという異国の地でがんばって、たまにホームタウンに帰る、そんな生き方が自分にとってのベストなんじゃないかなと思えるようになりました。

そして親には、なによりも中高で寮生活をさせてもらったことにめちゃくちゃ感謝してます。

中高の寮生活で学んだことの99%くらいは忘れてるのですが、たった1つだけ覚えてることがあって、それは

今はわからないかもしれないけど、卒業して大人になったらこの親元を離れて暮らす寮生活のありがたみがしみじみわかるようになる

と当時の寮長に言われた話がいまだに残っていて、マイホームタウンの原点は寮生活での経験なので、まさに体感してるところです。

自分も子供ができたらちょうど良い距離感的な意味で寮生活させたり、島留学とかも良さそうです。



深い話をするなら何人くらいと会うのがいいのか
今回の話を友達にシェアしてたら、いくつか質問ももらったので、それもシェアしておくと、

ひさしぶりの友達と会うときに、深い話をするなら何人くらいと会うのがいいのか?

というのは2人、3人くらいが一番いいかなと個人的には思いました。

4人〜6人だと多すぎて、時間的にもちょっと深い話までたどり着けない

個人的には2人で話すのが一番好きなんですが、2人だとちょっと緊張しちゃうみたいな人もいるからその場合は3人で。



50人以上の友達に会ったというのは、どんな基準で会ったのか?
もう1つ、久しぶりの中、50人以上の友達に会ったというのは、どんな基準で会ったのか?

については、実は意外と距離が近すぎるからこそ、日々が忙しくて会えてない共通の友達同士も多くて、イギリスから一時帰国してるし会おうか、という良い口実にもなったりします。

なかなか帰ってこれない自分がきっかけで、友達同士が会うきっかけを作れるのも嬉しいですよね。

だからもう自分からひたすら声をかけようと、数年会えなかった友達を基準に声をかけてくれた人とか、実際のところ声をかけるか迷った人もいたのですが、気になった人にはとにかく声をかけるスタンスが良かったです。

結局、声をかけるか迷った友人も声をかけて良かったと、それも最高の時間になった理由の1つです。未来の自分にも言い聞かせるように、もし迷ったら、久しぶりで緊張しても心温かく迎えてくれるはずです。



スケジューリングは予想をはるかに超える時間がかかった
人に会うスケジュール調整がこれほど大変だとは思いませんでした。

みんなそれぞれ空いてるところがバラバラで、場所も遠すぎると会える時間が少なくなるし、関西→中国地方→北陸→関東の移動、それらを1ヶ月の中で、1つも無駄なく調整する時間がめちゃくちゃかかりました。

次回はスケジュール調整をもう少し上手くやりたいですね。

コロナがまだ終わってなくて、隔離ももし長めにあったら予定も全部変わるため、一時帰国して隔離中に全部の予定を決めないといけないスケジュールもかなりきつかったです。

次回は隔離も落ち着いて、早めに決めれることを願ってます。



リミットを作ることが、家族、友人、パートナーと最高の人間関係を築ける
一番身近なパートナーとの関係も今回、いままでは一緒に日本に帰ってましたが、残念ながらコロナ禍での日本政府の対応が外国人を受け入れてないということもあり、パートナーと1ヶ月も離れることになって、いつも一緒にいる状態から離れることで改めてパートナーのありがたさを知るきっかけになるし、今後もパートナーとは国が違うのでお互い実家に帰るときは場所が違ってこれからも離れることがあるので、それもプラスに捉えられればと。

マイホームタウンは今回の一時帰国の前までは、中高時代に経験したたまに帰る体験って至福の時間だなレベルだったのが、それをさらに超えて人間関係、もっというと人生の極みだとわかったことが大きすぎる発見でした。

友人、家族、パートナーとすべての人間関係を良くしてくれるマジックでもあり、海外に普段いると一時帰国したときにネタもたくさんあるので色々と聞いてくれたり、僕も日本のことはもう浦島太郎状態だったので、全然時間も足りないくらいネタも尽きず、ほぼ毎日寝不足に。

海外生活をするのはそれぞれの事情もありますし全員ができるわけではないですが、日本でも友人、家族、パートナーに会うときなどリミット理論を日常に取り入れてみると、人生の充実度の指標となる体感時間が増えるはずです。



2023年からのサバティカル休暇に向けて
1ヶ月のお試しサバティカル休暇で人間関係の答えを見つけたので、2023年から2年のサバティカル休暇では、人生の4大テーマで残りの、お金、健康、ライフスタイルのうちお金を特に集中して研究します。

研究結果はまた発表しますね。