世の中を見ていると、いろんなパターン化があることに気付きます。

身近なところだと月の周期、血液型、12星座など大きなところでいうと、宇宙は非常に複雑そうに見えますが、質量の公式がF=maだったり、公式もパターン化の1つで非常にシンプルだったりするんです。

自己理解ツールであるエニアグラムも人間は9タイプと言われてたり、ストレングスファインダーも34の資質とパターンが決まっています。

思い返してみると、幼少期の頃からパターン化を自然としていました。

小さい頃からスポーツが好きで、その当時、深くは意識してませんでしたが、今思うとどうやったら上手くできるかを安定して良い結果を残せるのかということを常に考えていました。

例えば遊びでよくやってたボーリングであれば、右利きなのですが、あるとき、ボールを投げる直前に、左肩の肩甲骨が左方向を向くくらい回すと、ボールがまっすぐいきやすい、ということがわかったんですね。つまりパターンです。

そのパターンを何度も再現できるように練習します。パターンがわかると、無駄なく何をすれば良いのかフォーカスできて、安定した結果を出せるようになるからです。

テニスやゴルフをするときも、上手くいくパターンを持ってます。イギリスでも毎日テニスをしてるのですが、上手になるパターンはなにかと意識することもなく自然と考えながらやってしまいます。

大学院に行ったときも、大学院での研究はスポーツが好きなので、その中でも好きなテニスを研究にしたのですが、テニスの研究でのテーマは、中級者と上級者でサーブのトスをどれだけ同じように上げれるのかでサーブの正確性とどう関連しているのか、

もう少し難しい言葉で言うと、再現性がどれだけあるのかということを研究していました。(マニアックすぎるとよく言われますw)

これも1つのパターンです。

結果、上級者であればあるほど、トスを何度あげても同じ場所に上げていることがわかって、トスのズレが上級者と中級者の違いの1つでした。

テニスでいうトスのような、基礎パターンの精度をあげていくことがテニスだけでなく何事も非常に重要なんです。

このように、大学院のときですらパターン化は自然とやっていました。全く意識してませんでしたが、パターン化という色眼鏡をかけて世の中を見ていたということです。

色眼鏡とは幼少期の頃からずっと今もなおしてることであり、強みでもあります。

ただ、再現性を研究テーマにしてしまったことで、強みを無意識に使っていたのと同時に、ただ、好きでもないことをひたすらしてしまい、難病の引き金を引いてしまったのですがw

研究するにあたって、ハイスピードカメラで撮ったトスの軌跡を1コマずつ、パソコン上でカーソルを合わせてクリックするという、最も苦手な単純作業があったのですが、毎日数時間、何ヶ月もひたすら数え切れない量の点打ちをし続けるという、ゆうに計100万以上の点を打ったのですが、途中で頭がおかしくなりそうなくらいな、一生やりたくない苦行でそれが発症したきっかけの1つだったことは間違いないです。

強みを知ってたらそんなことはしなかったんですが、その時はまだ自分の強みもそこまで理解しておらず、もっと早くから自分の強みについて知っていたらな、と思うこともあります。

研究テーマでは強みを使って選んだはずなのに、タスクに最も苦手なことが同時についてくるなんてのは当時は思いもしませんでした。

実はウイルスダイナミクスという自分の資質を探る1つの有名なテストをしたときに、スチールというパターン化が得意な素質を持ってて、それを使っていることがわかったんです。

ちなみにパターン化は安定した結果が出るため、「確実性」も好みます。たとえば人前で話すときも、即興ではなく入念な準備をおこなわないと、絶対にやりたくないタイプです。

人は誰でも強みを持ってるのですが、他の人と話しても、自分がそれに優れているということに気付くことはありません。

これは自分の強みに気付いた方が言ってたことなのですが、なぜなら、自分の頭の中で考えていることは、自然に考え、当たり前のことだからです。

頭の中の考えを全て他の人にわざわざ話したりすることもなく、そんなに考えているのは自分だけで、強みだと思えず当たり前のことなので、ましてや仕事で活かせるなんて全く想像もしません。

想像できないものはないのと同じです。

幸運にも自己理解するのに2つきっかけがあって、「やりたいことを徹底的に」をコンセプトにするおもしろ学生寮「チェルシーハウス」に出会って、そのコンセプトに共感してアクティブに活動してる寮生が多く、顔と名前が全員わかる1クラス分よりちょっと多いくらいの人数感だったおかげで仲が良かったことから、頻繁に徹夜して話し込むくらい深い話をたくさんしたので、それで自分の強みについて少しずつ気付くことができました。

それともう1つ、情報収集術など「学校で学んでおきたかった大人の教育」を教える仕事をしてるのも助けになりました。

基本はマンツーマンで教える仕事のため、ときには相手と強みが全く真逆だったりと色んなクライアントと接して、自己理解ツールを学んだりした中で、自分の得意なことはこういうことだったのかとわかるきっかけに。

パターン化、それは小さい頃から自然としてることなので、紛れもなく得意なところなのですが、来月からのフリーランス養成合宿で教える内容もまさにこれだなと。

他と同じく、フリーランスになるための方法にもパターンがあるんです。

このキャリアを歩み始めてから12年が経ちましたが、フリーランスになる方法を徹底的に突き詰めてそのパターンを見つけました。

フリーランスになる方法も7つのスキルさえあれば、どんなフリーランスにでもなれるということです。

フリーランスになるのが難しいと思ってる人も多いですが、スポーツと同じで、向上心がある人なら練習したら誰でもある程度の結果は出せるようになります。

そして7つのスキルの身につけ方を完全にパターン化したのが、今回教えるフリーランス養成合宿です。

ビジネスを始めようと決めて12年間やってきたことは、一言でまとめると全てパターン化でした。

参加者にも小さいときから今もやっている強みに気付いてもらいスモールビジネス作りに取り入れていく、これこそ合宿でやる価値の1つで、さっきも言ったように小さいときから自然とやっているものは、自分だけではなかなか見つかりません。

これまで自分の最も得意な強みやフリーランス養成合宿では結局何を提供してるのかを言語化できていなかったのですが、長いことやってきた点と点が線へと繋がって、ようやく言語化することができました。

自分は世の中全てをパターン化で見ているんだなと。

みなさんは世の中を、小さい頃からどんな色眼鏡で見ていますか。合宿では参加者がどんな色眼鏡で世の中を見てるのかをチェックしていきます。


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