2023年からサバティカル休暇を取るのと同時に、ビジネス系から健康系へとキャリアチェンジの準備をする上で、最近ハマってるのが遺伝子検査です。

遺伝子検査の話をすると、多くの人にどこの遺伝子検査がいいのか聞かれるので、僕がハマってしまった気をつけたほうがいい落とし穴も含めてまとめてみました。



遺伝子検査はできるだけ早く受けるべき理由
健康への投資は最大の自己理解。

・生まれつきの性格

・生まれつきの太りやすさい

・生まれつき体が弱いかどうか

・生まれつき向いてる職業

と上記の生まれつきの性質へどうアプローチすればいいのかわかったら興味深いですよね。

それが遺伝子検査です。(完全に決まってるというわけではなく、もちろん環境も影響しています)

遺伝子データはほぼ一生変わることがないので、遺伝子検査はどうせ受けるなら早ければ早いだけ自分のことを詳しく知れます。

その遺伝子を活かすかどうかも、才能と同じく、意識して使うかどうかにかかってくるので、一生で一回は受けるなら早く知るに越したことはないです。

ただし、全員にオススメするものではありません。

遺伝子検査は自分の良いところも悪いところもわかるので、悪いところを上手く受け止められない人はオススメしません。

たとえばガンになる確率が高いと出たときに、自分はガンになるんだ、、、と落ち込みすぎるのであれば、知らないほうがメンタル的にも良いです。

病は気からとも言いますから。

補足すると、必ずしも遺伝子通りになるわけではなく、可能性が高いだけでこれから気をつけようと予防の意味で前向きに捉えられるようにするのが遺伝子検査の正しい使い方です。

日本と海外の遺伝子検査のどちらがオススメか
海外の遺伝子検査を受けたことはありますか。

遺伝子検査を日常に活かすには

1.遺伝子のデータ化

2.出てきたデータをどう読み解けばいいのかの「解読」

と2ステップがあります。(海外の会社だと基本的にそれぞれ別料金)

血液検査と同じで、血液検査も血液としてのデータが出たあとに、どう読み解くのか「解読」はお医者さんにおまかせして、そのデータがどういう意味を持つのか、たとえば肝臓の数値があまり良くないなどを説明してもらいますよね。

西洋医学では異常値などガイドラインで決まっていますが、西洋医学では病気か健康かの2択で大ざっぱなため、本来からだというのは病気と健康の間に、ちょっと調子が悪いといった病気と健康の中間を判断する指標がなく、それを克服した、もっとデータを細かく見る分子栄養学だと、データを見る人でも意見が分かれることもあり、力量が問われます。

遺伝子検査では遺伝子のデータ化と、どう読み解くのかの「解読」、この2ステップを一貫してやってくれるサービスもあるのですが、おもしろいのが2ステップ目の解析したデータをどう読み解くのかだけを専門にしてるサービスもたくさんあるのです。

以前から日本の遺伝子検査よりも海外の遺伝子のオススメしてるのですが、それはステップ2「解読」の自由度が違うからです。

海外の遺伝子検査は1ステップ目の解析後の生データをもらえるのですが、そのデータで変な解読をしないようにという防止の為、日本ではもらえないようになっています。

解析した生データをもらえると何が良いのか。

もちろん1の遺伝子データの解析をしてくれた会社が、2の出てきたデータをどう読み解けばいいのかの「解読」もしてくれるのですが、その解読が不十分なときもあります。

そのときに生データがあると、また別会社に依頼してその生データを「解読」してもらったり(ステップ2をもう一度)、病院でいうと、検査結果のカルテ(データ)を別の病院でも使う

つまりセカンドオピニオンができる(別の病院での解読)ということです。

日本の遺伝子検査は、血液検査で言うと、せっかく検査したのにそのデータが手に入らないということです。

データがないとセカンドオピニオンも受けられません。

遺伝子検査も同じく、解析データがないと、そのデータを使ってどう解読すればいいのかを各会社がサービスとして出しているのですが、それが使えません。

つまり遺伝子検査をした会社からの解読しか受け取れないのです。

なので、遺伝子検査をするならセカンドオピニオンも可能な生データを受け取れるところがおすすめです。

セカンドオピニオンは必要なく遺伝子検査をちょっとやってみたいのであれば、日本のものでもいいと思いますが、せっかくやるなら、自分の遺伝子は一生モノですし、もっと向き合った方がおもしろいです。

早く分かれば分かるだけ人生にも上手く活かせます。

データをどう読み解くのかの解読は世の中の研究者たちが取り組んでいて日々進歩しています。

これからどんどんそういった論文も増えて、生データの解読レベルも上がっていくはずなので、生データがないとそもほもそのアップデートもできません。

英語がわからんって人もご安心を。

ブラウザのGoogle Chromeで翻訳した検査結果を開く、あるいは多少めんどうですがDeepLを使ってひたすらコピペすれば、だいたい意味はわかるので、問題なしです。

ただし、後ほど紹介する一番コスパ良くオススメのSelfDecodeだけはなぜか、パソコン、スマホともにGoogle Chromeの翻訳は使えず、スマホのVivaldiというブラウザでの翻訳だけ使える状態になります。

遺伝子検査だけでなく現状も見る
遺伝子検査だけでその人の全てが決まるわけではなく環境要因もあるので、遺伝子検査と今の現状を合わせて見れるのがベストです。

たとえばビタミンDを作るのが苦手と、遺伝子検査で出たのであれば、普段、どれくらいビタミンDを摂ってるのかの食生活の環境からの影響も考えて、実際にビタミンD濃度を測定する。

それで低ければ、やはり遺伝子的にビタミンDを作るのが苦手なんだなと、サプリを多めに取るなどの対策が取れるので、現状面での検査も組み合わせることで、遺伝子検査がより活きます。

ちなみに自分の結果では、

特に足りないのが

ビタミンA,B9,E,K

ちょっと足りないのが

B12,D

でした。

遺伝子検査の結果は項目が多いので、全て見るのではなく、自分の1番気になるところから、1つずつ遺伝子検査と現状面での環境、この両方を踏まえて見るのがオススメです。

逆に言うと、遺伝子検査、現状面での環境、この両方がないと意味がないです。

遺伝子検査だけだと、たとえばビタミンDを作るのが苦手な遺伝子を持ってたとしても、普段の食生活で実はビタミンDを多く摂っていて、遺伝子検査だけの結果を見て必要以上にビタミンDを摂るのはナンセンスですよね。

遺伝子が与える影響の大きさはあなどれない
逆に現状面での環境だけだと、実はもともと持ってる素質で、どれだけ頑張ってもひっくり返せない遺伝子(遺伝しやすいものとしにくいものがあるのですが、たとえば性欲、集中力、文才など)だったとしたら、それを環境でなんとかしようと、たとえば文才の遺伝子を全く持ってないのに小説家になろうと小説家になるための学校といった環境に身を置くなど、環境面を整えても遺伝子的には難しい話なので、小説家になる選択はあまりオススメできません。

どの職業に向いてるのかの結果では、今までしてきた仕事と遺伝子検査で出た向いてる仕事がドンピシャ(フリーランス)だったので、遺伝子的にも向いてるんだなとわかって、今してる仕事の確信が持てるようになりました。

2022年11月時点での遺伝子検査事情。1と2、それぞれのオススメ
1の遺伝子のデータ化、2のデータ化したものをどう読み解くのかの解読、それぞれでオススメの会社が違います。

1の遺伝子のデータ化にも2種類あって、全ゲノム解析をしてくれるものと、重要なものだけを解析してくれるものがあり、もちろん全ゲノム解析のほうが精度も高いですし、金額も高いです。

勘がいい人は気付いたかもしれませんが、ここでケチって重要なものだけを解析すると、2の解読で、正確でないデータを解読してしまうため、1を結局もう一度受けなおさないといけません。

僕はその落とし穴にハマりましたw

またどんなデータでも2に任せれば解読できるかというとそうではなく、データによっては2の解読が対応していないこともあるため、組み合わせがあります。

どの遺伝子検査を受けるにせよ、項目が多すぎてどこを見ればいいのかわかりづらいです。

実は自分にあった筋トレのやり方、肌をキレイにする方法などの健康面だけでなく、遺伝子から性格や向いてるキャリアがわかったりと、わかることは幅広いです。

何を知りたいかによっても2は変わってきます。

まず1の遺伝子のデータ化ですが、3つになります。それぞれメリット、デメリットがあるので、状況に合わせて決めてください。(繰り返し紹介するNebula、Selfdecode、23andMe、Ancester DNAの詳細リンクは最後に貼ってます)
また紹介してるサービスはAncester DNA以外は全て購入して試しています。(Ancester DNAと23andMeは競合としてよく取り上げられ、23andMeは自分が住んでいるイギリスで購入できたため、Ancester DNAは購入していません)

・Nebula
メリット

全ゲノム解析をしてる会社の中で一番安い

-解説
コスパの良いオススメ遺伝子検査を紹介しておきます。
アメリカの会社ですが、日本にも発送可能です。

僕もこれまで23andMeという大手の遺伝子検査を使ってたのですが、日本に対応しておらず、日本で使えるものを見つけました。

23andMeという大手の遺伝子検査よりも精度が高く(精度の話は添付記事でも解説されてます)、日本でこの精度の高い同じ検査をすると15万円もするのですが、

15万円で「全ゲノム解析」。国内初、個人向けサービス開始のインパクトを考える
Nebulaはなんと299ドルです。(2の解析を一生サポートしてくれるサービスもつけると+200ドルほど)

デメリット
データが膨大すぎるので、23andMeほどデータを使いまわしできない(2の解析をしてくれる会社が限られる)

・Selfdecode
メリット
2の解析が素晴らしいので、1のデータ化も合わせて受けると、手間がかからない

デメリット
Chromeサイトの翻訳機能が使えずスマホのVivaldiの翻訳機能を使う必要がある

・23andMe 
メリット
大手の安心感
金額は安い
2の解析をするときに、どの会社にも頼めるほどデータに汎用性あり

デメリット
全ゲノム解析ではないため精度が低い可能性も(重要な遺伝子のみ)
日本だと受けられない

・Ancester DNA
23andMeの競合で、できることは23andMeとほぼ同じだが、日本でも受けられる

続いて2の解析です。

■健康編
一生モノの投資だとするなら
SelfDecodeで、見れる項目がめちゃくちゃ多いです。

そこまでお金をかけたくないけどある程度詳しく知りたいなら
23andMe

■向いてる職業

Genomelink

■性格

xcodelife

■先祖
23andMe or Ancester DNA



・日本で受ける人へのオススメ
23andMeという海外では最も有名な大手の会社を最初は使いましたが、日本だと受けられないので、おすすめはNebulaです。(遺伝子検査はピンきりで一部だけ解析するものと、全部を解析するものがあって、どうせやるなら一生変わらないですし、全解析してくれる会社がいい)

生データがあれば情報収集力があれば自分でも調べられますし、他の会社にその生データをどう解読すればいいのか依頼することもできます。

生データをどう解読するのかは会社によって結構違います。

かなり詳しいところまで出してくれるところもありますし、なりやすい病気のリスクにだけ絞って出してくれるところもあります。

会社によって解析に強いジャンルがあります。

たとえばある会社は遺伝子を見て、どんな運動がオススメなのかを知れる運動に特化して読み解いてくれるなど。

・イギリス在住の自分はどこで受けたのか
せっかくイギリスに住んでるので、1は日本では購入できない23andmeに。

23andmeも遺伝子をデータ化してどう読み解くのかの解析結果をくれるのですが、内容が薄いです。

不十分なので解析は23andmeでの生データ化を使って、2は色んな会社のものを試した結果、Selfdecodeというサービスを頻繁に使ってます。

Selfdecodeは

睡眠力

アレルギーのなりやすさ

ビタミンの吸収具合

ミネラルの吸収具合

糖質、タンパク質、脂質の吸収具合

腸の健康

炎症の起こりやすさ

など、上記はほんの一部でこんな細かいところまでわかるのかということで、お気に入りです。

その結論に至った論文もすべて紹介してくれているので、信憑性もある程度、担保されています。

遺伝子検査のデータ化と、検査結果をどう解読するのかで別料金だったりしますが、合わせて2万円〜5万円からできますので、残りの人生の時間に対しての投資と考えたら、やらない選択肢はないんじゃないかと個人的には思えるくらいなので、ぜひ一度チェックしてみてください。

全データがやっぱりほしいと思った遺伝子検査2回目はNebulaで受けて、解読をSelfDecodeへお願いしました。

はじめの一歩まとめ
日本に住んでるのか、それ以外の国か、

全ゲノムを解析したいのか、とりあえず遺伝子検査をやってみたいだけなのか

で選択肢が変わります。

ケース1.日本に住んでてとりあえずやってみたい(これだけ日本のサービス)
マイコードのヘルスケアプレミア
データ化、解読の両方ができる(セカンドオピニオンは不可)


ケース2.海外に住んでてとりあえずやってみたい
23andMe
データ化、解読、解読を見てさらに興味を持ったらデータをもとにセカンドオピニオン(解読のセカンドオピニオンを頼むならSelfDecodeがオススメ)、の3つができる


ケース3.日本に住んでて、データを他のところでも色々と応用したい
AncesterDNA
データ化、解読、データをもとにセカンドオピニオン(こちらも23andMeと同じく解読のセカンドオピニオンはSelfDecodeがオススメ)、の3つができる


ケース4.本格的に知りたいが費用を抑えたい(ただし英語でChromeによるGoogle翻訳が使えずスマホアプリのVivaldiのみ)
Selfdecode
データ化、解読の両方ができて解読が非常に詳しい。


ケース5.難しくてもいいので遺伝子の全てを知りたい(ChromeによるGoogle翻訳が使える)
Nebula
クーポンコード
FAMILY50

データ化、解読、データをもとにセカンドオピニオン、の3つができてデータ化の精度は一番。解読も詳しいがSelfDecodeにも依頼して併用するのがオススメ。



・個人的なオススメ
最もコスパが良いのはSelfDecodeで、理由はデータ化と解読が最もコスパよく詳しく知れるからで、迷ったらSelfDecodeを買いましょう。

友達に紹介したら、こんなに良いのを教えてくれてありがとう!と感動してました。

本格的にやりたい人はNebulaでステップ1のデータ化、ステップ2の解読をSelfDecodeがオススメです。