あっという間に2ヶ月経ちそうなのですが、先日、無事に赤ちゃんが生まれました!
2年のサバティカル休暇でメインテーマの1つ、お産が無事に先日終わり、世の中のパパさんのお仲間に。
こんなに祝ってもらったことは人生でも初めてなので、自分のことではないですがめちゃくちゃ嬉しいです。
こんなに祝ってもらったことは人生でも初めてなので、自分のことではないですがめちゃくちゃ嬉しいです。
子育てに入るまでに色んなことがあったのと、フリーランスのキャリアとして新しい知見が得られたので、なにか参考になればとシェアします。
というか、Chat GPTには載ってないものじゃないと発信しても意味ないなと最近発信活動を改めて考え直してるところでもあります。
①自宅出産予定→計画帝王切開→緊急帝王切開
今回出産するにあたって、当初はそのやり方を自宅出産にしました。 日本では選択肢としてほとんど選ばれない自宅出産ですが、イギリスでは少し違います。友人や担当していただいたお医者さんも自宅出産を選択したりといったフレキシブルさがあります。とは言っても少数派ですが。
特にオランダでは、半分まではいきませんが、3分の1ほどと、自宅出産率が世界一高いと聞いたこともあります。
自宅出産にしたのは理由が色々あるのですが、出産でベストなのはホルモン的にリラックスした状態で産むことなので、多くの患者がいてバタバタと忙しい病院よりも、日頃から慣れ親しんだ自宅へ助産師さんに来てもらって、自宅出産をすることが一番いいと決めました。
その準備も兼ねて、半年前に新しいお家にお引越し。
なぜリラックスが一番大事なのかというと、出産は歴史的に見てもずっと昔から続いているもので、人間だけでなく、動物でも何かに襲われるかもしれないという恐怖を持ちながら出産することは難しく、
一方でリラックスした状態でお産ができると出産で大事なホルモンが自然と働くからです。
教育関係の仕事を長年してるため、出産や子供に関することはとても興味があって、
自宅出産に向けて、妊活を始める1年ほど前から、準備を始めました。
僕以外全員が女性という場違い感が満載ながらも、海外での英語講義では出産の本質を、そしてその道のプロフェッショナルの講義からは経験者だからこそわかる具体的なテクニックを、助産師ってなんなの?という0の状態でしたが、本質とテクニックの両面から出産を学び、
出産の本質について3つにまとめるとするなら
1.テクノロジーの量を減らし賢く科学を使う
2.母に愛を与えて安心させる
3.自然を敬う
でした。
愛については照れくさい言葉でもありますが、同時に避けては通れない、何を突き詰めたとしても最後は愛にたどり着くほど大事なことで、科学でまだ全貌を解明しきれてないお産でもやはり必須でした。
愛について詳しくはまたアヤワスカの続編で書きたい内容です。
ただ、その道のプロフェッショナルから講義を受けて、自宅出産への準備にあらゆる手段をつくしたものの、逆子が最後まで戻らず、
生まれてくる直前にドタバタして緊急帝王切開になるのは危ないからということで、自宅出産から一転して予定日に帝王切開をする計画帝王切開に。
妻が逆子を直すために体操やお灸など、毎日頑張っていたのを見てたこともあり、最終的には受け入れられたものの、それが決まった時は正直かなりショックでした。
逆子は戻る戻ると聞いてたので、そのうち戻るでしょーって楽観的に思ってたのですが、最後まで結局戻らんのかいと、、、
妊活、出産、子育てと思い通りにいかないアクシデントだらけですが、アヤワスカで学んだ、執着を捨てる訓練になってます。
特にこだわりがあるものほど、なかなか執着は捨てられないものです。
それと、逆子を直すため、色々試した中のひとつに手で逆子を回す手技があって、人によっては出産よりも痛いと言われ、実際に妻が受けてみたところ死ぬほど痛そうな苦痛の表情を浮かべていて、次の出産はどうなるかまだわかりませんが、これだけは二度とするものじゃないと見てて思いましたね。
②帝王切開予定の数時間前に生まれるハプニング
計画帝王切開を迎える前夜、いよいよ明日を迎え、計画帝王切開が翌朝にあるからと、前夜は早めにベッドについて1時間後、まさかの破水が起きて、夜中に病院へ直行。
特に大きな変化がなければ、もともと計画してた朝まで待ちましょう、となったのですが、数時間後に破水の色が変わり、これは中で便をしてるということで、本当の緊急ではないのですが、一応緊急の部類に入る帝王切開になります。
イギリスでは帝王切開中にそのパートナーも手術室に入って見守る事ができます。妻は下半身麻酔で手術中も話せるため、できるだけ心地良く過ごしてもらえるように話しかけたり心がけました。
そしたら、おそらく10分も経たないうちに産声とともに赤ちゃんが生まれ、取り上げてすぐに見せてくれました。
妻の方に集中してたのと、もっと時間がかかるだろうと心の準備ができてなかったのでビックリしたのを覚えてます。
しかもその生まれた時間が僕が生まれた時間と全く同じだったという偶然!
え、こんな偶然あるんでしょうか。
その後、赤ちゃんをすぐ隣のベッドに移し、状態を確認して、病院がへその緒を切らない最大時間の1分きて、へその緒をハサミで切らせてもらいました。
思ったよりへその緒は堅く、結構力を入れて切ったら、まだへその緒から供給されてる栄養が入っている血液がピュッと出てきました。
血を見るのがダメな人は切るのはやらない方がいいですね。
その後、妻のところに赤ちゃんを抱っこして戻り、妻は術後処置を、その間にこれまで僕が経験したきた中で伝えたい3つの大切なメッセージ、愛、感謝、俯瞰、を赤ちゃんに伝えました。
③緊急帝王切開でもイギリスは1泊で退院
うわさに聞いてた
イギリスではよっぽどのことがない限りすぐ退院させられる、
というのは本当でした。
ただ妻にもっと入院しておきたかったか、と聞くと、やはり落ち着くという意味で家が心地いいそうなので、結果的には良かったです。
もちろん最初は動けないので家に帰っても何もできないので、家事は全てやってたのですが、2週間後には家事もできるレベルに復活してました。
④胎盤カプセル
自宅出産では出てくる胎盤をどうするかというのがあるのですが、胎盤には美容でもよく聞く幹細胞として、免疫調整作用や再生能力を持つ多能性細胞が含まれてます。
海外ではそれをサイコロステーキに食べたりといったケースもあるようですが、今回は初めてだったので、胎盤をカプセル化するものを選びました。
妻も最初は抵抗気味でしたが、カプセルであれば大丈夫ということで、今それをサプリとして摂取しています。
胎盤には出産で受けたダメージを回復する成分が入っていたりと言われています。
胎盤をカプセル化するサービスは200£(約3万5000円)ほどと有料でしたが、帝王切開や入院含め、その他すべての薬も無料だったので、イギリスのこういった医療制度は非常に助かりました。
⑤サバティカル休暇のおかげで予想外のバタバタも乗り越えられた
帝王切開後、妊娠中のサポートなど、サバティカル休暇を妊娠や出産、育児に合わせて取ったのは大正解でした。
出産での出来事はもちろん、妊娠中からずっとハプニング続きだったので、仕事に追われてたら、どれも中途半端になって悲惨な結果になってたかもしれません。それは夫婦関係、親子関係の両方です。
妊娠、出産時でどれくらいサポートをするかは良い意味でも悪い意味でも一生忘れないと耳タコで聞いてきたので、特に意識してました。
予想外の出来事には病気のおかげで、どうすればいいのかの対処に慣れていたものの、妊娠、出産、育児の予想外は病気のように一気にドカンと来るのではなく、ジワジワと継続して頻繁に起こるので、またちょっと違うタイプです。
最初はサバティカル休暇をいつ取ろうか迷っていたのですが、子供が生まれる前後1年あたりに取れるのが一番いいのではないかと。
特にどちらの両親ともイギリスにいないので、手伝わないと色々と破滅しそうだなと、なんとなく危機感を抱いてたというのもあります。
出産後の育児も心と体に余裕がないと、育児にも大きな影響を与えてしまうので、夫婦2人で協力して育児をしていけます。
時間は平等と言いますが、若い時の1年と歳を取ってからの1年は違って人生の中でも特に最初の2、3年の子育てが一番肝心だと思ってます。
本人はそんな小さいときのことを覚えてないからそこまで力を入れなくても大丈夫と思うかもしれませんが、大人になってから無意識に愛されてるとか安心感があるとか、そういった生涯で一番大事な感覚は、最初の数年での過ごし方が大きな影響を及ぼしてるのではないかと。
だからこそ、フリーランスのメリットである自由さを活かしたサバティカル休暇は子育てをこれから始める人にはオススメしたいです。
⑥サバティカル育児を取るハードルの高さ
社会的にも広めていきたいフリーランスへのサバティカル育児休暇ですが、大きな問題もあります。その準備のためにも、休んでる間のお金を貯めることはもちろん、
・お金が入ってこなくても焦らないお金への思い込みを外すこと
・積み上げてきた実績を一度手放すメンタリティを持つこと
など、サバティカル休暇への準備にそれ相当の時間がかかります。 実際、サバティカル休暇に入る1年半前から準備していました。
不幸中の幸いでラッキーなことに自分の場合は、病気で大学を離れてからすぐフリーランスになるしかなかったため、その準備期間が十分にあったのですが、フリーランスにまだなったばかりだとか、経験年数が短いと、フリーランスがサバティカル育児休暇を取るには本当に難しいなとも思います。
理想としては、国が育児中はお金の心配がないように、育休手当を十分にサポートするなども考えられますが、なかなか実現するのは難しそうなので、
個人的には大学生のうちからビジネスをスタートし始めたら、ちょうど結果が出て2年間ぐらいの貯金を貯めれて育児の時にサバティカル休暇が取れる、
そんなイメージでこれから大学生になる人には、この逆算から大学生のうちからビジネスを始める事を勧めたいですし、引き続き大学生へのサポートは続けていきます。
それと子育ての経験は仕事でも絶対に活きるので、サバティカル休暇として、特に男性フリーランスが育児をするのは必須にするのを広めたいです。
⑦離れてる家族にも成長をシェアできる記録用アプリ
子供が生まれたら写真っていっぱい撮りますよね。1日1枚だけ、写真か動画を選択してそれをつなげてくれるMy 1SEというアプリを重宝しています。
赤ちゃんは成長が最も速いので、毎日の成長記録を簡単に選んでつなげてくれるこのアプリはこれからお子さんを持つ予定の人がいればオススメです。
⑧日本からのお祝い
出産を報告してありがたいことに、お祝いするよ、と日本に住んでる友人から言ってもらえるのですが、アマゾンのウィッシュリストはイギリスのものなので、プレゼントしたくてもイギリスのアカウントを作らないといけない手間があり、日本から送るにしてもめんどくさいし、送料は高い。先日、3万円のものを出産祝いを日本からイギリスに送ってもらったら関税などで約1万の送料代がかかりました、、、
途中で荷物がなくなる可能性もあったりで、海外の人へお祝いするための簡単な方法がなかなか見つかりません。
誰か知ってたら教えて欲しいのですが、今のところ、お祝い額を自分で入れて支払ってもらう方法がベストかなと。その金額を赤ちゃんものの費用にあてさせてもらいます。
もしお祝いしてくれる方がいたらコメント欄に貼っておくので、そちらからお祝いしていただけると嬉しいです。サバティカル休暇中は収入0なので、100円でも1000円でも1万円でもいくらでも嬉しいです。直近だと、今年終わりくらいに一時帰国するので、そのための軽量ベビーカーの費用に使えればと。
⑨子育て始まるまでにやりたいことは全部やっておく
子育てが始まると、これまで自分に使えてた時間が一気に減ります。こういった文章も書きたい思いは強かったんですが、なかなか書けませんでした。子供が生まれたら新しい人生がスタートする、そんな気持ちで自分がやりたかったことはやりきっておくことで、子育てにも集中できます。
もし子育てまでにやってなかったことがあれば、子供の時にゲームを親に禁止されることで遅れてその反動が大人になってから来るのと同じように、やりきれなかった時が必ず来るので、やりたいことは全部叶えてから子育てに入れるのがベストですね。
アヤワスカは時期が出産前だったので行くか迷ってたのですが、得られたものが大きすぎたので行っといて良かったなと。
みんなが気になる収入0でのサバティカル休暇中のお金の話とか難病完治への取り組みとか書きたいネタが山ほど溜まっておりまして、子育てのシェアも不定期でまた投稿していきます。
AIをもうちょっと上手く使って出したいところでもあるのですが、やはり自分の言葉で熱をこめて書きたいというのもあり、葛藤中です。