“"認知には厄介なこともあります。つまり、人間は環境、出来事、他人に対して勝手に独自の“意味付け”を起こすんです。
たとえば試合時間が残り3分を切って、サッカーで3点差で負けていたら、どんな意味がつきますか? 『ヤバい!』という意味がつきますよね。しかし、それは脳が作った単なる“意味”なんです。『相手が強い』と言うけど、本当は、“強い”なんてチームは世の中に存在しないんですよ。あのチームが強いと、意味をつけているチームがあるんです。『苦手』という相手も存在しない。誰かが“苦手”という意味をつけています。『あの審判が嫌い』と言うけど、“嫌い”なんて審判は存在しない。魔物がひそんでいるオリンピックも存在しないし、魔物がひそんでいるロスタイムもない。僕らは意味付けに支配されて、自分の心の機嫌を悪くしているんです
僕が言いたいのは『意味付けをやめろ』ということではないんです。自分が意味を付けていることに気づくこと。自分の“揺らぎ”や“とらわれ”は、自分自身が勝手に作り出していることだと、“気づく力”が重要なのです。”"
吉田沙保里に学ぶ!超集中状態"ゾーン"に入る方法
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ありのままの自分を認知することをメタと言います。
自分に向き合うというのもそうですね。上の例でいうとなぜ苦手だと感じているのか、と自問することです。
そうすると意味づけに気付くことができます。
どんな意味づけをしてるのかを理解することは、自分を客観的に見ることができて、心の余裕ができるんです。
「ああ、また勝手な意味づけしちゃってるやん」
これに気付けるかどうかは非常に大きいです。
余裕を持って生きると人生がかなり楽になります。
例えば子供が自分のことをバカにしてきたとして真剣に怒りませんよね。なぜかというと子供はそうゆうものだと知ってるので、実際に自分がバカなわけではない。つまり心に余裕があるので怒らないのです。
もしこれから僕が教えることが、素直に聞けないときは意味付けをしてしまってると考えてみてください。
一度は見たことがあるはずで、素直に聞いた人が一番結果が出ます。
例えばこれまで何回も騙されてきた経験があればこの人もどうせそうだと思いがちです。
過去の経験から勝手な意味付けをしているのです。
この考えは、食欲を一切なくすことができないように、避けられません。
なのでメタ認知をして、俯瞰的に自分を見れるようになることが大事なのです。
そして何が自分を不満にさせているのか、その先生に問うのです。
どういった理由から、僕はこうゆう考えで、先生はどういった意図を持っているのでしょうか。
と聞いてください。
不満をためたまま教えを受けても身につきません。
先生には先生なりの意図を持っているので勝手な意味付けをしてしまうのはもったいないのです。
これから一生死ぬまで学ぶことになると思います。ぜひこれを忘れないでください。