8月に橋本ちあきさんとキチガイ医と名乗る内海聡先生(うつみん)の講演を福井県で受けてきました。

え、福井で?ということでしたが、北陸・福井初だそうです。

内海さんの講演は僕が自己免疫疾患の一つ「ベーチェット病」になり、その症状で右目がぶどう膜炎によって見えなくなってしまったこともあって、ずっと前から行きたいと思ってて、橋本さんに関することは知らなかったんですが、教育や子育てに関する興味があることだったので行くことを決意しました。

講演は普段もう全然行かないのですが。

結論から言うとほんとに行って良かったなーと。

まずは橋本さんから。橋本さんは5人の子供を自然出産、自然教育して立派に育てられたとのこと。

自然教育とは子供が本来持ってる野生児として育てる、学校に行きたくなければ行かなくていい、と。

橋本さんは学校の先生と仲良くしてたけど子供は学校に行かなかったようです。他にも動物の中で人だけがオムツをして育つのはおかしいとオムツをさせないで育てたとか...

言われたらたしかにと思いますが、それを実践されてるのが素晴らしいです。

福井でも友達が働いてる小学校でそういう方針で育った子供を指導してるって聞いて、そういう育て方もあるんだなと視野が広がりました。

他に印象的だったのは、

「少数派であることは常に自分の決定を考えさせられる」

という話で、自分は生き方的には少数派での部類になるのでこれはスゴイ響いた言葉でした。

「人と違うことを楽しむ、少数派で生きることは楽しい」

という考え方。

橋本さんの子育て、教育に関しては、

「どうゆう人間になってほしいか、きちんと決めて教える。」

これが大事だと。

そのためにはまず自分の軸、生き方がきちんとしてないと教育とか言ってられないな、って心底思いました。

橋本さんの教育の基本方針は、

「どんなことも受け入れる心を持てればなんでもいい。」

ということでした。

あっという間の1時間で次はお待ちかねの内海さん。

うつみん節が炸裂して(今回はまだソフトだったようですが。)

医学はもともと人を殺すために作られたもので、医療は一部の病気やケガ(外傷、溺水、骨折、感染症、死産、産婦人科、栄養失調、老衰など)以外では本質的に治すことはないとのこと。

今は病気になる要因がありすぎて、科学的に何が悪いか証明できないので、歴史という「膨大なデータベース」の観点から見ることをすすめてました。

じゃあ具体的に何をしたらいいの、ってことでその中でも先住民は参考にしましょう、とのことです。

昔はかかる病気なんて決まったものばかりだったと。

内海さんは基本的になんとか食事法ってことに反対で、なぜかというとその人に合った色んな方法があってそれは人によって違うから。

これなら絶対にきく、というのはなくてなにも食べずに生きていける人がいると聞いたことがあって疑問だったんですが、他の動物が持っているような腸内細菌を持ってて、腸内細菌の種類が違うから食べずに生きていけるようです。

人によって合うものは違う。

なんでもメリット、デメリットがあるから正しいはない。

ベジタリアンが良いとか悪いとかも色々あるけど、自分の体調と相談しながらこれがベストやと観察できて自然にそうなっていけばそれはそれで良いんやと。

例えば狩猟の食生活であれば
・糖質下がる
・栄養上がる
・社会毒上がる

農耕の食生活であれば
・社会毒下げる
・糖質上がる
・栄養下げる

食事法はそのときの状態によっても使い分ける。

だから子供と大人はそもそも身体の作りからしてちゃうねんから本来違う食事を取るべき。

教育の観点で見ると、何を食べさせるか子供の生の声と本能に耳を傾ける。

印象的だったのは、子育ては子供が生物学的に一番優れてるから大人が子供を育ててるんじゃなくて大人が子供に育ててもらってるんです、とおっしゃっていたこと。

子供らは常識というものがないから大人にも思いつかないことをやってのけることはほんまとにそうだなと思います。

お二人の時間が終了して質疑応答タイム!

事前に質問を書いておく場所があったんで、

ステロイドと難病でどう向き合っていけばいいのか

と書いたら

根本的な原因(免疫のコントロール)を突き詰めないとステロイドは意味がない、やるな。とバッサリ気持ちよく切られました。(もちろん一気にやめるのは危険なので徐々に)

書いてあることに全て回答してからその後、会場で直接質問する機会があったので、せっかくの機会なので真っ先に質問させてもらって、

症状が出てしまってから、どうやって様々な要因がある中で根本的な原因を突き詰めることができるのか

と聞いたら
・基本的なこととしては結論から言うと人体実験してみる
・量子医学、古典医学を学ぶ
・時系列で見てみてその原因になりそうになるものを取り除く
・何が合うか人体実験するしかない
・文献や本で情報収集する

とこれからやっていく方向性が見えてきました。

二人に共通して言えるのは今は色んな選択肢があるけど、しっかり調べてどんな選択もどんな結果になろうとも全ては自己責任でやり方は無限にある、ということでした。

教育については何が合ってるどうかを観察できる「観察力」を鍛えることが親の役目。

今回の講演で具体的な教師の理想像というのは「グレイトティーチャー鬼塚」のような人という結論になりました。

学校中を敵に回してもあれだけ寄り添うのが大事やと。

本質をはずさなければなんでもおーけー。

軸って大事。

医療、生き方、教育について学びの多い講演でした!

二人が言うように右目が見えなくなるという症状はもうなってしまったので、手術してとりあえず負担をなくしてからもりもり免疫力をつけます!

その後、2017年1月に開催された1泊2日の合宿にも参加したので、別途記事にまとめました。