どうも、起業家養成トレーナーのりゅう(@benizurudaito)です。

フリーランス養成合宿(ドラキャン)をやってると言っても、理解してもらえることが、ここ福井では半分くらいしかいなので、しばらく肩書きを起業家養成トレーナーに変えてみようかと思ってます。



フリーランス養成合宿を受けたメンバーに、世界青年の船の友人がインタビューをしにきてくれて、それがまとまったので、感想を載せます。

決して言わせたわけじゃないよ!笑

僕はそのとき、インタビューの場にはいませんでした。


それではいってみましょう!!

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ドラキャンレポート ~好き4!毎日4時間だけ、好きな場所で、好きな人と、好きな時に、好きなことを仕事にして自分も周りも幸せに暮らしていくライフスタイル~


こんにちは。福井市出身、県外に約10年間おり最近また福井に住み始めた、大谷 舞といいます。元々仕事の延長でコミュニティ作りに興味をもっていたのですが、世界青年の船という事業のOB仲間である井元さんとのご縁で、鯖江の様々な取り組みを知るようになりました。

その井元さんが、今年の夏から秋にかけて鯖江でフリーランス養成合宿・ドラキャンを開催すると聞き、そのうちの2日間にお邪魔してきましたので報告します。


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9月2日土曜日。鯖江市内の商店街から徒歩5分ほど、住宅街の狭い坂道を少し登ると、少し古びた一軒家が見えてきます。ドラキャンの主催者、井元 龍太郎さんの自宅であり合宿の舞台です。庭に広がる緑や風がとても気持ちよく、広い家は昔ながらの和風建築でどこか懐かしい雰囲気を感じさせます。井元さんは一年前、東京からゆるい移住プログラムで鯖江へ移住してきました。


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名古屋から参加の20代男性Aさん(ITエンジニア)もこの日が初日。席は外していましたが、他にも長期コースで2名が参加中です。

顔合わせと家の中の案内が終わると、さっそくオリエンテーションが始まりました



【好き4とは?】

オリエンテーションは、まずドラキャンのキーワード「好き4」の説明から始まりました。好き4とは、“毎日4時間だけ、好きな場所で、好きな人と、好きなときに、好きなことをやる”の略。これは、井元さん自身の経験から生まれた言葉です。


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 その好き4を実現するために大事な要素7つについて、具体例をあげながらわかりやすく説明していく井元さんと、しきりに頷きながらメモをとっていくAさん。不思議なのが、話の内容に反して堅苦しい感じが全くしないこと。懐かしさを感じさせる空間や井元さん自身の雰囲気がそうさせるのか、まるでお茶でもしているかのようなゆったりした雰囲気の中で講座が進んでいくので、お互いに質問や意見を交わしながら、和やかな空気で講座が進んでいきました。


【Evernoteは絶対いれとけ】

ところで、Aさんも私も、メモ帳やワードソフトでメモを作っていたのですが、それを知った井元さんが一言、「いますぐEvernoteに変えてくださいね(有無を言わせない笑顔。)」実際に自分のEvernoteを見せながら、どういう点で使いやすいのかを教えてくれました。Evernoteは第2の脳、と表現する井元さんにとってEvernoteを見せるのは頭の中を見せるようなものだと思うのですが、それを惜しみなく出してくれるところに驚きです。


【鍋で語る~マジメな話からすべらない話まで~】

一通りのオリエンテーションが終了後、長期コースで参加中のBさん、Cさんが帰宅し夕食となりました。

Bさんは10代の学生、Cさんは2か月前に退職、この合宿をきっかけに自身の講座を開くなど、フリーランスの第一歩目をすでに踏み出しています。(※この後、Bさんも講座の主催が決定)長期コースでは実際に井元さんと長く生活を共にすることで考え方や生活スタイルを真似られるそうで、家族が段々似てくるように、自然と講師の考えが身につくというのには納得です。

ここで奇しくも参加者3人全員が愛知県出身ということが判明し、ひと盛り上がりしたところでキムチ鍋へ。同じくゆるい移住プログラムで兵庫県から福井に移住してきたDさんもここで合流。講座での話題から仕事の話、最近のおもしろ話や悩み相談まで、話題は尽きることなく、酔いもまわり笑い疲れもしながら深夜まで会は続きました。



【実践編~じゃあ何をどうやるの?】

日は変わって9月3日、2日目。 昨夜とは一転、皆さん真剣な表情です。オンライン参加者も2名加わり、今日のテーマ「マーケティングについて」の講座が始まりました。


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それぞれが、自分のやりたい企画を明日からどう具体的に実践していくかを皆の前で発表し、井元さんはじめ他の参加者からフィードバックを受ける・・・発表者の表情が緊張に変わります。フィードバックではするどい意見も飛び交います。

プレゼンをすることで自分のイメージが言語化されて具体的になり、そこに別の視点からの意見が加わって企画が深まる。そして他者の企画に対し意見を考えることで発想の幅が広がる。それぞれが自身の得意分野を生かしてメンバーの自己実現を助け合う様子に、合宿形式で行う醍醐味を感じました。


【鯖江のまちに出てひと休憩】

講座が終わり、ほっと一息ついたところで近所の商店街にある佐野蕎麦へ。福井でもめずらしい塩でいただくこのお蕎麦は、粗くひいた蕎麦で作られており素材の味も歯ごたえもしっかりしているのが特徴です。店内には鯖江のイベントパンフレットやご当地アイドル、ゆるキャラグッズなどが置いてあり、店主さんの鯖江愛も感じられます。

この日はちょうど店主いちおしメニュー“食べ比べ3種盛り”のリニューアル日で、異次元的で宇宙的!な美味しさに一同大満足でした。


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【参加者に聞きました】

さて、2日間の日程が終わり、さっそく企画実行に向けてパソコンに向かうAさんに、合宿の感想を伺いました。




Q. 全体的な感想は?

1泊2日のコースでは物足りなかった。一週間くらい滞在して、ビジネスがどのように生まれるのかをもっと体系的に知りたかった。それくらい、1日にやる内容が充実していた。講義以外の内容もとても楽しかった。鍋を食べたり、ジムにいったり、おそばに行ったり。先生-生徒じゃない、お互いフラットな関係がよかった。


Q. 学んだこと、参加前と参加後とで変化したことは?

自分がこれからやることがはっきり見えてきた。あとは行動するだけ。応援してくれる人がいる。途中経過を報告しながら、悩みも報告しながらやっていきたい




Q. 参加前と参加後とで、合宿への印象は変わった?

・合宿参加前・・・そもそも井元さんの肩書がうさんくさいので、どうなんだろうこれ?と思っていた。でも調べていくと実績もしっかりあるし、興味もあったので参加してみた。

1泊2日だったので、そんなプチ旅行で学べることなんてないんじゃないの?と思っていた。しかし、どんな人がどんなことをやっているのか体感したい、接点を持ちたい、と思った。



・合宿参加後・・・家族が増えた。困っていることやうまく形になっていないことに対しても、ポジティブなアドバイスしかでてこない場。ひとりひとりが目標を定めて、仲間と一緒に高め合う場。やる気、モチベーションがあがった。期間を延長したい(笑)




Q. 合宿で、一番心に残ったことは?

 考えてたプロジェクトをまさかここまでもちあげられるとは。自分の中ではお蔵入りだったはずのプロジェクト。価値の再発見をした。行動に移すところまで半日でいった。自分が変わった!という瞬間を感じた。




Q. また福井に来たいですか? 

もちろん。福井に行きたい!何があるかわからないけど行ってみたい。北陸の雪も見てみたいし、寒ブリも好き。

元々、観光目的よりも、町をあるいて散策したり、その土地の方言に触れたり、その街らしさに触れ合うほうが好き。福井は、名古屋から距離的にも金銭的にもちょうどいい。




Q. 一年後、どうなっていると思いますか?

これからやろうとしていることが軌道にのっている状態にしたい。ドラキャンメンバーと再会したときに、いまこういうことをやっているよ、いまこの段階まで来ているよ、と言えるように、堂々と会えるようにしたい。

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参加者の方に話を伺うと、自分の生活や将来についての悩みが参加のきっかけである人も少なくなく、そのような方たちが日を追うにつれ自信をつけていく姿がとても印象的でした。そしてそれは講義の内容だけによるのではなく、各々の将来に向け一緒に頑張れる仲間ができたことが何よりの理由なのだと思います。

合宿では お昼はあの定食屋で””これが終わったらあそこでジムねと、出身地関係なく鯖江の町自体が共通語になっていました。私たちにとって、誰かや何かと出会った場所、また会いたい人がいる場所が、第2のホームタウンとなり、そこにまた人が集まるのでしょう。ドラキャンに参加した方たちにとって鯖江がそのような故郷になっていくのは筆者としてもなんだか嬉しく、福井にとっても大切な財産であると感じました。