6月後半、日本に一時帰国することもあり、ちょうど良い機会なので、イギリスのレスターに5ヶ月住んでみて得たことをシェアします。(帰国したらイギリスはどう?って絶対聞かれそうなので。。。)

レスターのような日本人があまりいない場所にも、日本人or日本語に興味がある現地の外国人が集まるコミュニティがあって月1でミーティングという名の交流会が開かれてます。

このミーティングがおもしろくて、特に学校に通ってるわけでもなく、企業に勤めてるわけでもないので、貴重な機会です。毎月、欠かさず参加してます。

何を学んだかを考えるときに色んな切り口がありますが、「違いをもたらす違い」という考え方が好きで、違いを見ることはその1つです。

3人以上で英語で話すとなると何を言ってるのかまだ全然わからない英語レベルなんですが、ありがたいことに、日本に住んでた日本語を話せる現地の人も何人かいるので、イギリスと日本ついて聞ける機会があったりと、イギリスと日本は全然違うなと感じます。

社会科目は昔から大の苦手だったので、イギリスに来るまではイギリスのことを全く知らなかったのですが、イメージはなんとなくありました。

東南アジアはこれまでもよく行ってたので、東南アジアは日本と正反対なイメージですね。一言でいうとゆるいです。

イギリスはビザも厳しいし、もうちょっと日本に似てるのかなと思ってたのですが、ゆるさは東南アジアに似てるように感じました。

どの国が良いとか悪いとかではないです。ゆるいも厳しいもそれぞれ良いところがあって、もっと言うと、どの国でも良いところ、悪いところはあって、焦点のあてかたで見え方は変わるので。

日本は真面目すぎとかもうちょっと融通きけばいいのにと批判されてたり自分も思うこともありますが、厳しい分、サービスの質が高かったりと、やはり生まれ育った日本が好きなのは変わりません。

おもしろいなと感じるのはそのギャップです。ギャップがあればあるほど価値観を壊してくれます。もちろん、そのギャップを感じたときに怒ったり悲しんだり、不快感を感じることももちろんあります。ただ、こういった経験をすればするだけ、視野も広がるので結果オーライで過ごしています。

一つの価値観だけで人生が終わるのはもったいない、もっと違う価値観のところで過ごしたいと思って日本に三年間住んでたレスター在住のニュージーランド人も、

イギリスと日本はビックリするくらい違う

と流暢な日本語で言ってました。

たった5ヶ月でもほんとに色んなことがあったので、(次から次へと起こります。)載せきれませんが、イギリスと日本の違いあるあるは仕事のゆるさをよく聞くんですが、実際に僕も経験して衝撃だったことを3つ紹介します。

仕事のゆるさ
名前を間違えられる
支払い関連の郵便が届くんですが、宛名のimoto(イモト)がimotdo(イモトゥド)にこの前なってました。

そしてこれはパートナーですが、いつから働き始めたかの海外旅行を申請するビザで必要な書類に2017年後半から働き始めてるのに、1年間違えて、まだ来てない2018年後半からになってたりと、大事な書類も間違えます。

休みが多い
近くのマーケットは17時に閉まってたり、イースター(4月)の時期にずっと行きたかった飲食店に満を持して行ったのですが、1ヶ月近く休みでした。←いまだに行けてません。
日本で飲食店1ヶ月休みにしたらどうなるんだろうとちょっと想像してしまいました。

あとは家の近くにレスター大学があって、学生(社会人学生もたくさんいます)と交流する機会がよくあるんですが、大学は休みが多く、4月から7月までテスト以外は休みと日本の大学も休みが多いのでそこまで変わらないですが、高校も休みばっかりと聞きました。

ビックリしたのは、先生のストライキで授業が突然なくなることもよくあるそうです。それに大学側の対応はどうするのかというと、ストを推進する大学もあるそうな。大学って結構学費もするのに、先生の気分で休みになることもあるのは大変だなと。。。


ATMで下ろそうとしたお金が吸い込まれた
これはつい最近の出来事で一番ショックでした。まとまったお金が必要になって、ATMから引き出そうとしたところ、一回に引き出せる額が多くて800ポンドまでで、小分けにして引き出そうとしたところ、なんと2回目の800ポンドを引き出そうとしたところ、いつもなら



ガガガガっ、ウィーン



と音が鳴ってお金が出てくるんですが、そのときは



ガガガガっ



・・・


・・・



と音が鳴ったあとに静まり返ってしまい、まさか引き出されたことになってるのではと思い、お金を使ったらすぐにメールが来るように設定しているので、確認したところ、引き出されてることになってました。

800(約12万)ポンドが。。。

と、めちゃくちゃそのときは焦りましたが、情報収集すると、なんと同じような被害に合われてる記事を見つけ、その記事では3ヶ月後に返ってきたとのこと。その体験をシェアしてくれた人のおかげで、心が軽くなりました。ほんとにありがたい。

マネパカード返金された!!@YMSイギリスワーホリ

ただ手続きがかなりめんどくさそうで、これから長い戦いが始まります…

返ってくるのかもまだ不安です。

無事に返ってきたら、またシェアしようかなと。今回、僕もその記事を見てものすごく楽になったので。
→上に書いてある記事通りにやったところ無事に返ってきました!


実はまだまだあるんですが、また更新していきます。

レスター生活で価値観が広がりました
こういった体験をして、最近つながった言葉がありました。最近よく目にとまる言葉があって、

それは

ビジネスにせよ人間関係にせよまず自分から人を好きになることがなによりも大事だ

といった言葉です。

人を好きになると、それが鏡のように返ってきて、人望が生まれるので、なんでもできるようになります。

人が嫌いなわけではないですが、人を好きになるって正直怖いですよね。裏切られたと感じて傷つくこともあるので。

裏切られたと感じるはどこからきてるのかというと、自分が期待してる以下のことをされたときです。

こうしてくれると期待してたのにしてくれなかった。

期待値を下げればいいじゃないかと思うんですが、期待は無意識でやってしまいます。

じゃあその期待はどこから来るのかというと、その人の常識からです。

この常識は、なかなか壊すのが難しい。荒療治が必要で、その常識とは全く違う角度で体験することが必要です。

今のこの生活は、まさにその体験をできてるんじゃないかなと。良い意味で期待値をどんどん下げてキャパを広げてくれます。どんな反応で返ってきても、裏切られたと感じなければ、人を好きになるハードルはグンと下がるんじゃないかなと。

よく海外に出ると、世界が広がると言いますが、僕はもう一歩その先、「人を好きになるコツが掴めそう」という感覚を今持っています。海外に長期留学を経験して帰ってくる人に良い人しかいないと感じてたのは、こういった一面があるからかと腑に落ちました。

これは旅ではなく、実際に移住して生活をするレベルで過ごさないとわかりませんでした。

持ってる常識にちょっとずつヒビを入れて、どんどん価値観を広げてくれます。

価値観が広がると、凝り固まった常識も和らいでいきます。

まだまだできてませんが、基本的なスタンスは来る人拒まずで自分から働きかけることはあまりないため、「人を好きになる」というのは今のテーマでして、これからのレスター生活でどう変化が起きていくのか楽しみです。